ヌシ、 2013-08-08 02:13:11 |
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煩え。
( 台詞の端々から滲み出ている呆れの感情に気付かぬ筈も無く、それでも周囲から云われ続けている言葉故に認めざるを得ないらしく否定はせずにただ短く悪態を吐いて。昨晩あんな事があったのにも関わらず相手は何も変わっておらず慌てふためいている様子も無い。先程顔色が少しばかり変わっただけだ。男同士のそういう行為に関して殆ど知識の無い己と比較すればやはり余裕なのだろうか。先程の低音と異なる今まで己に対し云った事の無い様な穏やかな声色に言葉が詰まる。どうしてこうも優しいのだろう、これでは言い逃れが出来ない。渋々と唇開き「す、き..だよ。――あー、もう。わかってんだろうが!」最初の言葉はか細く徐々に気恥ずかしさからか誤魔化す様に続け顔を逸らし。女相手なら普通なのに何故相手に対し此処まで初な反応をしてしまうのか自身でも分からず小さく舌打ちを落とし。 )
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