俺。 2013-07-23 22:49:22 |
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………まあ、悪くない作品だったんじゃないですか?
( 放課後。もう6時近いのにもかかわらずまだまだ明るい夏の空が、図書室の窓側の私だけの特等席を心地よく照らす。たった今、何日か前にここで出会い手にしたその本を、やっとのことで読み終えたのだ。余韻を味わうようにぺらぺらと前のページを振り返ってはぱたんと閉じ、上記の台詞を述べる。と、無意識のうちに笑みがこぼれた。―勿論、自分ではその事に気付いてはいないのだが。そして、今日は部活もないし、これからどうしようかなどと考えていると、ふと頭に浮かんだのは三人の幼馴染の顔。嫌なものを思い出したとでも言いたげな表情を浮かべ、あからさまにため息をつく。が、よく「性格がきつい」と言われる自分と共にいてくれる幼馴染に、感謝していないはずなどない。「……一体何を考えているんでしょう、私は」自分の考えを打ち消すようにぶんぶんと頭を左右に振っては、私はぽつりとそう零した。……さて、じゃあ今日はもう帰りましょうか。心中でそう決め、手に持っていた厚い本を本棚に戻し、扉に手を掛け廊下へと出た。その瞬間、夏の夕方特有の生ぬるい風が、私の頬をかすめていった。 )
( / ふう…昨日の宣言通り450目指して頑張りましたぜ…←
ただ長いだけで意味が解らないロルにならないように、私なりに精一杯頑張ったつもりです。
久しぶりに見かけた素敵トピなので、ぜひ参加したいと思っています!
こんなへたくそ駄ロルですが、主様の目に留まることができたならば幸いです。
ぜひともご検討よろしくお願いいたします!! )
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