氷坂様> はあ? 何でアンタなんかを俺の家に上げなきゃいけない訳? ( 前方からは己の名を呼ぶ聞き慣れた声が聞こえる。露骨に嫌そうな表情を浮かべると何やら此方に近付いて来ている相手。抱き付かれそうになるのを察すれば直ぐに少し距離を置いて。周りからの視線を感じ、今すぐ帰ろうと思考巡らせてみるも、己の顔を覗き込んでは家へ上がると馬鹿げた内容言い出した相手に却下して。 )