一ノ瀬 藍芭 2013-07-17 21:36:02 |
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そうか…。(相手にも事情がある様子に目を伏せて地面を見れば相手の発言に軽く頷いて。何処まで聞いていいのかもよく分からず、少し溜息を吐けば再び落ち着く様にお茶を飲み。「…飲み終わったら行くか。後少しだから。」と告げてもう一度相手の顔を見れば暫しの間腕を組んで)
……(相手の様子に何か察したんだろな、と思いつつも、この人に話したほうがいいんだろうか。でもこれ以上迷惑をかけて何になるんだ、と考えつつ相手の言葉に軽く頷くと一気に残りのココアを飲み干し、「行きましょう、か(軒下から少し顔を出して空を見ればそう呟き
あぁ…、ほら。(ふと視線を上げて空を見れば晴れとはいかないものの雨は止んだ様で。飲み干した缶を相手からさっと取ればコンビニのゴミ箱へ捨て、傘を持ったまま外へと歩き出すと少しいった先で相手を促す様に立ち止まって相手を見る様に僅かに目を細めて振り返って)
あ…、はい!(相手が振り返るとその隣に駆け寄って歩き始めると「あ…そういえば名前まだ聞いてませんでしたね、(今更ですよね…あはは、と口に軽く手を添えて笑えば水たまりを避けるように少し大股になりながら歩いて
あぁ、そういえばそうだったな。鈴里晃だ。(歩き乍も自分が自己紹介していなかったと思い至れば簡潔に自分の名前を言えば相手の表情を見て「お前は?」と此れから少しの間は名前で呼ぶべきか、と考えて少し首を傾げながらも相手の歩幅に合わせる様に歩いて)
あ…、一ノ瀬藍芭です。(自分の名を答えてから少し考えると「…晃…、晃、さんですか(相手の名前を覚えるように何回か復唱すると、「あっ、名前で呼んで大丈夫ですかね?(と一瞬立ち止まって相手に聞けば「私のことは、お好きなように呼んでください(再び歩きながら後ろに手を組み
…一ノ瀬か。(相手が自分の名前を数回復唱するのを傍らで見ていれば自分も相手の苗字を小さく呟いて。「あぁ、何でもいい。俺は苗字で呼ばせてもらうけどな。」と苦笑を浮かべればついた先は普通のマンション。エレベーターに乗り込めば自分の住んでる階へのボタンを手慣れた様子で押して)
「全然、構いませんよ(相手に名前を言われ少し微笑むと慣れた手つきでエレベーターのボタンを押す相手を何となく見ていれば、あまり長居もしちゃいけないだろうから、ここからの駅までの位置を聞いたらすぐに帰ろう、なんて事を考え
…親に連絡するか?
(エレベーターの音が鳴り自身の部屋のある階へとつけばスタスタと歩いて自分の部屋へと行き。相手を招き入れる様に扉を開けて相手を入れた部屋は一見簡素で何処にでもありそうな部屋。相手をそのままの格好で返すのは些か憚られるのか固定電話を指差し連絡を取る様に勧めて)
…いえ、私、一人暮らしなもので(肩を竦めて困ったように笑い「あ、でも、此処からの駅への道を教えてもらえれば私帰れますよ?(自分の水滴で床が汚れないようにと靴は脱がず玄関先でそう言うと、少し邪魔なのか横の髪を耳に掛け
…此処から駅までその格好で行ってその格好で電車に乗るのか?(帰りますよ?と平然と返す相手に呆れた様に目を細めてジト目で相手を見れば遠慮する相手の手をそっと掴んで「いいから入れ、服が乾くまではいた方がいい。」と再び服へと視線を落として)
あ……(呆れたような相手の声に慌てて自分の服に目を落とせば、少し顔を歪ませて。相手の視線から逃げるように己の視線を下に下ろすと、「すいません…、お邪魔します…(と素直に手を引かれ部屋の中へと入ると、とりあえず髪を乾かそうと思い「ドライヤーってありますか?(と辺りをキョロキョロと見回し
そこの奥が洗面所だから、好きに使っていい。(性格故かあまり親切な言い方が出来ないものの扉を指差しては遠慮なく使っていいという意味合いで。濡れたままでは大変だろうか、とも考えるが女物の服などは無く、暫し考えれば「言ってくれれば適当にジャージでも貸すから。」と言って苦笑して)
ありがとうございますっ…(軽く頭を下げて洗面所の方へ向かうと洗面台脇にあるドライヤーを手に取りスイッチを入れようとすると、相手の親切な言葉が聞こえて「そこまでしてもらっていいんですか…?(と扉から顔だけ出して相手につられるように苦笑しながら聞いて
信用出来ないようなら、ある程度乾いた所で帰っても構わない。(扉から此方を覗く相手に苦笑を浮かべて肩を竦めるが相手用に着れるものを探さなければ、と思い至りクローゼットの中を手で探して行けば相手の方に背を向けつつも「心配になったから、っていう俺の自己満足の様な物だ。」と自嘲混じりに呟いて)
ち、違いますよっ!信用できないとかじゃなくてですねっ…!(苦笑を浮かべた相手に必死になって手をブンブンと振りながら否定をすると、相手の背に向かって「そこまでしてもらってすいません…っていうか私あやまってばっかですね、すいません…(と言うとハッ、とした顔をして自分の口を両手で押さえ
…別に謝る必要も何も無い。(相手の慌てっぷりにふっと頬を緩ませれば相手が着れそうなジャージが見つかったのか片手に持って相手の傍へ歩み寄り。未だ髪を乾かしきれていない相手にそれを差し出せば「寒いようなら一度風呂に入ってもいいから、タオルはそこら辺にある。」と棚を指差せば自分は一度去った方がいいと考えて踵を返して居間の方へと向かい)
ありがとうございます、えと…じゃぁ、入ってきます(相手からジャージを受け取るとそれを抱きかかえて再び洗面所に入り、適当にタオルを一枚取ると、衣服を軽くたたんでまとめて置きお風呂へ入っていき
…さて、どうしたものか。(このような事態にはなった事も勿論無い為、洗面所の扉を一度閉めたのを確認すると居間へと行き、ソファに腰掛けて。ふぅ…、と吐息を零すも迷った挙げ句もう一度立ち上がり、温かい紅茶を淹れ始めて)
…ふぅ(一通りシャワーを浴びて髪も乾かすと用意されたジャージを着て。勿論それは自分にとってちょうどいい訳がなく、ジャージはワンピースのようになってしまっていて、鏡に映った自分にふっ、と思わず笑ってしまい。「…あがりましたよー、(洗面所から出てキョロキョロとすると紅茶を淹れている相手を見つけ
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