【ロル練習】

うるさいっ!お前の偽善ぶった言葉はもう聞きたくねぇ！
(相手を親友じゃないなどと一度も思った事は無く、相手に振り下ろす剣に力を込めつつも己の心情は複雑そのものであり。辺りに響く金属音は虚しく、相手はただ無抵抗に受け止めるだけ。
己の一方的な攻撃に相手は"戦いたくない"と述べるだけ…。苛つき怒りの感情と共に己の心に芽生えた感情は憎しみ。己が苦しみ傷付いても、いつも親友だと言い助けに来た相手の優しさが嬉しさから憎しみに変わり。いつも適わなかった相手の強さに妬みを覚え。
己も大声で上記を叫び。己が渾身の力を込め剣を振り下ろせば、両手で剣を真横に倒し持っている相手。振り下ろし相手の剣と重なった瞬間、手応えはなく手に伝わってきたのは今まで感じた事の無い、肉を切る感触。
右肩を左手で押さえるも溢れ出る血の量に固まってしまい、剣を落とすと地面に崩れ落ち。じっと見据える相手を見れば、自身の目から自然に溢れ出る涙が頬を濡らし。地面に額をつけるように這いつくばれば、声にならない声で泣きながら叫び。)