婪 幽飛 2013-07-13 18:20:17 |
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ん..起きちゃいました
(何時もと変わらず愛おしい彼の声が静まった部屋に低く響く。次いで頭から温もりが伝わってくると頬がへら、と緩む。その存在を確かめるように己も手を伸ばし彼の手を捉える。するとゆっくりと自分の目の前へ。この大きな手が安心出来る。失うことがあったらどうなってしまうのだろう、微かに頭を過る。「おはようのキスは普通ここですよ」人差し指を彼の唇に当てる。何処からこんな余裕が出てくるのか。いや、余裕なんてないけど昨晩の事が夢でないのを確かめるように、再びあの感触を感じたい、などと考えては前記のような事を告げてしまう。)
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