..っ、は、...汚い。汚い汚い。 (息が上がる。其れを必死に整えつつ、担任の教師が掴んだ部分を、もう片腕の袖で拭う。力いっぱいに。だって、汚れたんだもん。せんせい以外が触れるなんて、あり得ないの。少しずつ息を落ち着かせて、額に浮かぶ汗を拭う。目許に浮かぶ涙はじっと堪えて、流れないようにした。)