待つけど。..ここで待ってていいの? (彼が膝の上を空けた事に胸を弾ませるも、紡がれた言葉に首を傾げて前記を問う。彼女を撫でる彼の手は、大きくて。少しなんかじゃなく、凄く安心する。大人しく撫で受けて、こくりと頷く。せんせいが忙しいなら、わたしも大人しく待ってないと。そんな風に考えながら、彼の返答を待つ彼女。彼の膝上は、彼女だけの特等席だから。知らない人が座ったら――なんて。)