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No.3
by 司波深雪/魔法科高校の劣等生 2013-07-08 06:53:59
───…もう朝……嫌な夢……さ、今日もお兄様に美味しい朝食を食べて貰わないとっ…(浅い眠りの中耳に届く鳥の囀りで目を覚ますとカーテンの隙間から僅かに入って来る日の光に目を細めそれを遮るように額の辺りに腕を乗せ呟いては小さな溜め息を吐き出し、過去の嫌な記憶を夢として見たのかはたまた思い出していただけなのか、残る嫌悪感を払拭するように体を起こしては窓に近寄り光を遮るカーテンを開き。己の両頬を軽くパチっと叩いて気分を入れ変えると敬愛する兄の為に朝食作りをといつもの制服に着替えてから自室を退室し台所へ向かい)