主 、 2013-07-06 15:53:37 |
通報 |
碧廼 遊磨
はあ、
( 顔に似合わず、深い溜め息。其れは、先程担任に云われた言葉だろうか。もう一度、深い溜め息を吐けば、桃曰く、憩いの場らしい図書室に向かう、がどうやら喧嘩の真っ最中。良く見れば、紅に桃にそれから緑。面倒な事に捲き込まれたくない己は、近くのベンチに腰掛け中の様子を伺う。と、そこに、「 遊くん、何してるの - ? 」 と掛かった声。声の主を知っている青年は、「 喧嘩の傍観 」 とだけ、無愛想に答えれば 「 ふぅん、そっか - 。 」 と今にも図書室に入って行きそうな少女。急いで腕を引っ張れば、己の隣に座らせ、「 空気を読め、」 と一言。ほんとは、もう少し一緒に居たいだけなのだが、そんなこと口が避けても云えない。「 分かった - 。」 と頷く少女を横目にほっと溜め息を吐けば、再び傍観し始め。 )、
トピック検索 |