楠木サン 2013-07-05 07:29:48 |
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気が付けば私はベッドの上.うっすらと目を開ければそこに真っ先に見えたのは播馬の顔だった!
「ヌォ!ナヤハル!目,開けたぞ!」
「...,」
黙り込む私に播馬は手を取り微笑む.
「僕,心配したんだよ?転入初日に隣席の人が事故起こすなんてさ,」
苦笑する播馬に私は少しムっと来る.別に助けてほしかったりしてこんな事,起きたんじゃないし,てか...,
「貴方,偉そうに言ってるけど,この喧嘩の原因は貴方だから.勘違いしないでほしいわ.」
そう言うとベッドから起き上がり私は保健室を出る.播馬は茫然とした顔であった.
廊下を歩けば当然あの喧嘩の話題.コソコソ話でさえ普段は気にしないのに今はなぜかうっとうしく感じる.教室に戻れば普段はしたしくない女子の一人,咲鐘が私を心配そうに見つめた,
「何...?」
素直じゃない私が相手を睨む.咲鐘は少し怯み気味になれな小声で
「...無事でよかったです.」
そんな事を言えば立ち去って行った.
無事...良かった...私は疑問符を頭に沢山つけた.
何で,咲鐘がそんな事を言うのだろうか...
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