物語の始まり。開ける幕。
窓の外は曇り空。まだ夏も始まっていないこの季節。囁かれるひとつの噂話があった。
詳しくは誰も知らない。いや、誰も知ってはいけなかった。
ただ、空っぽの本と猫の栞を見つけても、決して触れてはいけないとだけ言われていた。
_____それが終焉ノ栞。
※終焉ゲームのルール
ひとりの裏切り者「キツネ」によってゲームは始まった。
抜け出したければ以下の条件に注意をし、終焉を迎えよ。
_____さあ、楽しい終焉ゲームの始まり始まり。
・ゲームの終焉を迎えるには「キツネ」を殺せ。
・「キツネ」を見つけることが出来なければ、それ以外は死ぬ。
・「キツネ」を探しながら、こっくりさんのお願いに従え。
・こっくりさんのお願いは手紙で届く。
・こっくりさんのお願いを遂行する猶予は一週間とする。
・お願いが訊けない場合には死ぬ。
・指示の遂行を放棄した場合にも死ぬ。
・お願いの内容を部外者に見られたり、知られた場合には、知ったその者が死ぬ。
・このゲームは終焉を迎えるまで絶対に抜け出すことは出来ない。
『ニュース速報です。
本日、○○市の高校で男子生徒が遺体で発見されました。
警察は、事件と事故の両方の可能性があるとして捜査を進めております__』
無機質なアナウンサーの声が狭い部屋に響き渡る。
世界が回っているような、目眩に近い症状に襲われた。
※※
>募集はB子、C太、D音。 >置きレス、チャット可。 >荒し、悪口厳禁。 >キャラリセは1週間。 >ロルは20文字以上。20文字未満は入室禁止。 >恋愛は3Lでok、行き過ぎには注意。 >なるべく2日に一度は来れる様にすること。 >平日は中々来れなくても可。その分、休日はなるべく来ること。 >キャラクターの予約、keepは禁止。 >用事がある場合はキャラリセ期間を延ばす。尚、無断で消えた場合にはキャラリセ。 «この4人の中で貴方は誰と目が合いましたか?»
『それは最悪の出会いの始まりです。』