クロネ 2013-06-26 19:09:05 |
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極意5
話をまとめたがる人とは、
会話が噛みあわない
人の話を聞くのが下手な、いわゆる「聞き下手な人」の特徴として、ひとつに「相手の話をすぐにまとめたがる」という傾向があります。
例えば、相手がじけいれいにそって、気持ちの変化を交えながら相談している最中に、「それってつまり~~ということだよね」などと、すぐに結果だけをまとめてしまうわけです。
このような傾向は男性に圧倒的に多く見られ、物事の判断にあたって、感情よりも論理を重んじる人によくある特徴だと言えます。
具体的な事例をあげると、例えば、奥さんが「最近、子どもの叱り方について、どうすればいいのがわからなくって……。すごく気持ちがふさぎこむことが多いのよね……」などと、子育てについての悩みを旦那さんに相談してきたとします。
それに対して「それは精神的にだいぶまいっているようだね。鬱なのかもしれないよ?評判のいいメンタルクリニックを知っているから行ってみたら?」と話を簡単にはまとめてしまうのです。
奥さんにしてみれば、アドバイスを求めたわけではなく、まずは話を聞いてほしかったのです。
それに対して、話の内容を「鬱」というひと言でまとめられ、しかもアドバイスをされてしまってはたまりません。
奥さんには「話を聞いてもらえなかった」という印象しか残らないでしょう。
会話はしているのですが、その会話がまったく噛みあっていませんよね。
これも「聞き下手な人」の特徴なのです。
この具体例ではもうひとつ、聞き下手な人の特徴が表れています。
それは鬱という「漢字」を使って、相手の相談内容をまとめている点です。
このようにまとめられてしまうと、相手は「自分だけの特別な悩みなのに、一般的な言葉でまとめられてしまった……」という感情を持ち、とても気分を害してしまうのです。
鬱のほか、絶望や孤独、不安などの言葉も安易に使うと、このように相手の気持ちを傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。
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