都内のとある会社の、近くて遠い、上司と部下の物語。
「ふは、先輩、まだ終わってないんすか?」
「う、うるさいな……お前は自分の仕事をしろ!」
「俺、とっくに終わったんすけど。…手伝いましょーか?お礼は、仕事の後一杯でいいっすよ。」
「…一杯だけだぞ。」
「さっすが先輩、ふとっぱらー」
――――この後、うち泊まりません?それか…デートでも行きます?
――――ばっ、馬鹿なこと言うんじゃない!
○ストーリー(というかあらすじ)○
今年の春新しく入社してきた部下。女好き、不真面目でチャラチャラしてる癖に仕事の高率が凄く良く周りの評判も何故か良い。
その部下の世話係となった上司。女性とはあまり関わりが無く、真面目で凄く一生懸命なのにドジばかり、なのに周りからの評判は良い。
そんな上司に、次第に惹かれていく部下。
自分の気持ちに気づかないわけがなく、そしてその感情に嫌悪感も無い。むしろ心が弾むのは何故なのか。
―――入社から数か月後、女性慣れしていない上司から突然の相談。
どうやら、部下と共に入社してきた部下と同じ大学の女性社員に恋心を抱いているらしく、こういうことに詳しそうな自分に手伝ってほしい、と。
「先輩ッ、……先輩。…しょうがないっすね、先輩の頼みっすもんね。…【ダイスキ】な先輩の為、一肌脱ぐッすよー!」
頬を赤らめ、嬉しそうな、照れたような笑みを浮かべる上司。
近くて遠い、近いのに遠い、距離感不明。
……こんな二人の、物語。
>1募集、ルール、注意
>2プロフ
>の為レス禁。