鈴谷 慎 2013-06-24 19:07:37 |
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あぁ、頼む。
(己の要求に対し隣室へと向かう相手を目で追っては一度ボタンを外す作業を停止して相手が戻って来るのを待機し。その間ふと自分が此処で寝てしまって相手は他に寝る場所があるのだろうか、との疑問が脳裏を過り。自分はどんな理由であれ世話になっている側なのだから別の場所で寝るならば相手ではなく己がそうした方が理に敵っている、後で聞いてみようかなんて考えていれば程無くして相手が戻って来て。差し出された衣服を受け取ろうと手を伸ばし掛けるも手伝いを申し出る言葉に其の手を止め。相手の浮かべる笑みを無言で見据えては何の疑いも無い様子、ただの善意での言葉だろうと受け取り躊躇い無く頷いて)
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