────……むかしむかし、あるところに「不思議の国」と呼ばれる王国がありました。
その「不思議の国」と呼ばれる王国には、五人のアリスがいました。
一番目のアリスは勇ましく、剣を片手にいろんなものを斬り捨てて真っ赤な道を敷いていきました。
二番目のアリスは大人しく、歌が大好きでした。いろんな音を溢れさせて狂った世界を生み出したのです。
三番目のアリスは幼く、大変綺麗なその外見でいろんな人を惑わせ、おかしな国を造り上げました。
四番目アリスは双子の子、好奇心からいろんな扉を潜り抜けてついさっきやって来たばかり。一番アリスに近かったのです。
そんな次々と国の模様が繰り返される日々に、人々は振り回され困っていました。
だけど、そんなアリス達も人に殺され、悪夢にとり憑かれ───……
この世からいなくなっていったのです。
平和な日々が取り戻され、人々は幸福に満ちていきましたとさ。
めでたしめでたし。
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