秋草 2013-06-20 19:57:23 |
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遥……(一人窓を眺めると遥の名前が出てくる自分自身でも驚きギュッと制服を握り絞めると周りに誰も居ないかを確認。丁度誰も居なかったようでホッと胸を撫で下ろす。いつも、窓を眺めると眠たくなってしまうのだが、今日はならない。どういう現象なのだろうか、もしかしてもうすぐこの世界が終わるー…とか?そんなヘッドフォンアクターじゃないんだから…。ガタリと席から立てば反射で窓に写る自分の姿。黒髪でついあの二人を思い出してしまった。思い出すだけでも腹立たしい。一発机を殴るとガタンと大きな音が聞こえた。ふと時計を見るともうすぐでチャイムが鳴る時間「もう放課終わっちゃうじゃん…」とふいに出た言葉。私にチャイムは関係ない。授業に出たくないなら出ない。そんな毎日、では何故?答えは明確だ。遥に会いたいからだ。遥は毎日授業にちゃんと出席しているから私と正反対だ。私にしては珍しく席に着くと教科書を取り出して準備をする。あとで先生に病気になったか!?とか言われそう。いや実際はもうなってんだけどね、なんて苦笑を浮かべながら机に突っ伏して
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