黄瀬×笠松or青峰【BL】1人募集

･･･ん、黄瀬･･･（僅かに身動ぎをしながら相手の名前を呼んで背中に腕を回して弱く抱きしめ返し

…っ…それ、反則っスよ(相手の行動に目を見開いた後、頬をやんわりと緩めぎゅっと抱きしめた後に触れるだけの口づけを送りポンポンと肩を叩けば相手を起こし)

んぁ･･･？（肩を叩かれて薄く目を開ければぼんやりとした視界の中に相手の顔が間近にあって、数秒じっと見つめた後に目を見開いて距離を取ろうとして

センパイ確保ー！(距離を取ろうとする相手に上記を述べながらガバッと抱きつき「センパイの寝顔、ばっちし拝見したっスからね」とイタズラに耳元で囁けば腕の中から解放し)

はっ･･･！？な、え、おまっ･･･！（抱きつかれたのと相手の言葉とで頭の中がごちゃごちゃになり顔を真っ赤にさせながら言葉になってない言葉を口にして離された後も呆然と硬直し

ふふっ、センパイ可愛いっ(散々遊んだ後に立ち上がって相手の様子を見れば楽しそうに笑い起き上がれるようにと手を差し出し

･･････っ･･･！（腕で赤くなった顔を隠しながらも差し出された手を強く握って起き上がり

…っ、本当可愛いすぎっスよ(手を握られればそのまま上に引っ張り頬を緩めるとポンポンと頭を撫でて「センパイ、お腹空いたっス！」といつもの笑顔で伝え)

だ、誰が可愛いんだ誰が！（真っ赤な顔のままようやくそう叫んで、いつも通りの笑みを浮かべてそんなことを言う相手に「･･･あーっ、分かったよ！」と吐き捨てて早足でキッチンに向かい

そんなん言わなくても分かってるくせに(小さく笑ってキッチンへと向かう相手を見れば緩く笑いソファーに座ると机に置いてあった雑誌を見て)

･･･くそ、黄瀬の奴はいつもいつも･･･（火をつけて鍋の中身を少し乱暴にかき混ぜながらぶつぶつと呟いて、何でいつもあいつにリードされなきゃいけないんだ、と脳内で考えながら

あっ…(雑誌をパラパラと見ていたらある事を思い出しキッチンに居る相手の元へと駆け寄れば背後から抱きつき腕を前に出すと雑誌のあるページを相手に見せ)今度この人とツーショット撮るんスよ！凄くないっスか？！

うおっ！？何だいきなり･･････誰だこいつ（いきなり後ろから抱きつかれて驚きながらも、眼前で見せられた雑誌のページを見て怪訝な顔をし

え、センパイ知らないんスか？今、女子からの票が急上昇中のカリスマモデルっスよ！(雑誌に写る少し歳上の男を指差し楽しそうに話せば目の前に広がるオニオンスープを見て目を輝かせ)今日も美味しそうっスね

･････････ふーん（長い沈黙の後そう言ってもう一回スープをかき混ぜてから「おらどけ、よそえないだろ」と少し強めに言って相手を押しのけてから皿を取りに行き）

うわ、…どけは酷いっスよー…(相手の態度にムスーっと頬を膨らませて上記を述べればキッチンを出て席に着き準備が出来るまで先程の雑誌をペラペラとめくって読み)

ほら、置いとくぞ（皿によそった相手の分のスープを机に置いてから、自分の分も置いて向かい側に座り「いただきます」と小さく言ってから黙々と食べ始め

おー！いただきますっ！(目の前のスープに目を輝かせて手を合わせるとお決まりの挨拶を述べれば飲み始め「センパイ、今日も美味しいっス」と感想を満面の笑みで伝えれば食べる手を進め)

･･･そうか（無関心にそう呟いてから一切相手に視線を向けずにスプーンを動かし

……センパイ？(相手の態度の異変に気づけば食べ終わった食器を流しに運び不思議そうに首を傾げ「なんか素っ気ないっスよ？」と問いかけ)

別にいつも通りだろ。･･･風呂入ってくる（同じように食器を運んでからそう返して、相手に背を向けてリビングから出ていき

(風呂場へと向かう相手の背中を見ながら困ったように眉を下げ「いつも通りな訳ないじゃないっスか…」と呟けば何か気に障ることしたかなー…と自分の行動を思い返し)

･･･あー･･･何やってんだ俺･･･（風呂場の脱衣所に入ってからそう呟いて片手で頭をかき回し、はぁとため息を吐いてからさっさと服を脱いで風呂に入り

(ソファーに座って一人考え込んでいると思考はドンドン悪い方へと進んでしまい、無意識のうちに目尻に涙を浮かべば慌てて拭き取り)

･････････。（風呂から上がってある程度髪を吹いた後にリビングの扉の前で一瞬立ち止まるも、ぐっと手に力を入れてから扉を開けて中に入り

っ、センパイ…俺、…(戻ってきた相手を見れば立ち上がり視線を揺らしながら相手を見るも直ぐにそらしてしまい、中々勇気が出ずにごにょごにょと何かを呟き)

……(無言のまま相手に近付き、目の前で止まってから「黄瀬、こっち向け」と言って見上げ

…ふえ？(相手が近づいてくる頃には既に涙が溜まっており慌てて腕で顔を隠しながら「だっだめ、っ！今見ちゃ…イヤ、っス」とクビを左右に振り)

黄瀬（一瞬見えた相手の涙に驚くも柔らかく目を細めながらもう一度名前を呼び、そっと相手の腕に手を添えて

っ…何スか？(名前を呼ばれれば肩をビクッと揺らし腕に相手の温もりが伝わってくるとキュッと唇を噛み締め俯き)

･･･悪かった。お前と一緒にいるならこんなこといくらでもあるってのに、大人気なかったな（あえて主語を言うことなくそう告げてから、相手の涙を指で拭ってやり

……？…意味、わかんないっスよ(涙を拭かれればじんわりと頬を染めていくも話の内容がうまく捉えきれずに恐る恐る聞き返し首を傾げ、不安なのか相手の服の裾をキュッと掴み)

あー･･･その、だな･･･お前がさっき見せた雑誌で、一緒に仕事するって奴がいたろ･･･それで･･･（いざ言おうとするとなんだか恥ずかしくなってきて、最後らへんにはごにょごにょとした言葉になって視線を逸らし

……つまり、…ヤキモチっスか？(かろうじて雑誌のモデルと聞きとればキョトンとした表情を浮かべながら一か八かで聞き返し、安心と妙な嬉しさに再び涙が込み上げ

･････････そうだよ、悪いか（少し沈黙した後、目を逸らしたままぼそりと呟いて

…センパイっ(涙が溢れてきたのを隠す為に相手を抱き寄せるもヒクヒクと嗚咽を漏らし「センパイ、ごめんね…俺気づかなかった」と伝えると抱き締める腕に力を込め)

ばーか、何泣いてんだよ･･･俺が勝手に妬いただけだ、気にすんな（相手の様子に苦笑しながらそう言って、ぽんぽんと背中を叩いて

…っ(鼻を啜れば腕でゴシゴシと涙を拭い相手を腕の中から解放すればヘラッと気の抜けた緩い笑顔を見せ)俺が好きなのはいつでも笠松センパイだけっスよ

･･･ん、やっと笑ったな。お前は泣いてるよりへらへら笑ってる方がマシだ（こくんと頷いてからそう言って、少し考える素振りをしてから何かを思いついたようで距離を詰めて相手を見上げ

へへへ、センパイにそう言われたら笑ってようって思えるっスよ(照れたように頬を染めて笑えばコクンと頷き近づいてきた相手を見ては不思議そうに首を傾げ

･･･これは詫びだからな（そう言ってぐいっと相手の胸元を掴んで引っ張り唇にキスをして、ぱっと手を離してから相手に背を向けて「先に寝る」と告げてリビングから出ていき

っ！？…(触れた唇に思わず目を見開いて驚き隠せずにいるも余韻に浸る暇もなく相手の姿が消えれば慌てて追いかけ後ろから抱きつき)センパイ大好きっス

うおっ！？（後ろからの衝撃に驚きながらも呆れ気味な表情をしてから「知ってるっつーの」と返して

ねぇ、今日一緒に寝てもいいっスか？(相手の言葉に満足したのか体を離せばチョンチョンと肩を叩いて満面の笑顔で問いかけ)

･･･どうせ駄目だっつっても勝手に来るんだろ（笑顔全開な相手の顔を見てははぁっとため息を吐いて「好きにしろ」と小さく言って

本当っスか！？んじゃ、そうするっス！(許可が降りれば嬉しそうに笑って自分の部屋へと走っては自分の枕を運んで来て相手の部屋のベッドへと放り投げ)

あー･･･なんか疲れた･･･ねむい･･･（くぁ、と大きくあくびをした後自分のベッドに横になって目を閉じ

…とりゃ！(相手が寝転がっている隣のスペースに声を上げてダイブすれば何も言わずにギューッと相手を抱き寄せ)

おい揺らすな、あと俺は抱き枕じゃねぇ(薄く目を開けて若干不機嫌そうにそう言うも抜け出そうとはせずにじっとしたまま

少しくらいいいじゃないっスか！(抜け出そうとしない相手を見ればニコニコと頬を緩めて抱き締める腕に力を込めながら目を閉じ)

･･･今日だけだぞ（小さくそう言ってから自分も目を閉じて相手の胸元辺りに擦り寄るようにして眠り