リンリ 2013-06-15 20:30:14 |
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柚季が居なくなって、もう一ヶ月がたった。
早いような長いような一ヶ月。
なにをしていたのかも分からない。
柚季が亡くなって悲しんでいても、
変わらず時は流れていくもので。
どんなに願っても時が止まる事はない。
つまり柚季が“過去の人“や“思い出“になる。
信じたくない。
今でも柚季が死んだなんて信じれない。
学校にはきちんと行ってる。
両親に心配かけたくないし、言い合いなんてめんどくさいから。
ただそれだけ。
柚季の席には毎日花が添えなれている。
皆最初は悲しんでるけど徐々にいつもの様に戻っていった。
ずっとっていうのも可笑しいけど…
ただ、なんだか柚季が皆の記憶から消えていくみたいで…嫌。
一人で登校するのにも慣れてきた。
でも…隣にあった温もりを忘れられない。
きっと…ずっと忘れられない。
学校につくと自分の席に着いて空を見た。
柚季…今何やってる?
元気?
友達出来た?
天国は…綺麗?
キーンコーンカーンコーン…
「お前らー席に着け!!!」
そして…また長い一日が始まる。
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