! 2013-06-09 16:37:23 |
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(次の日、閑散とした店内で季節から午後6時になっても未だ明るい外へ視線を送りグラスを丁寧に拭いていき心の片隅で昨晩のシンデレラを待ちながら開店準備をして。未成年ならば恐らく学生で多忙な生活を送っているが故に昨日この店に迷い込んできただろう、次の日に来る筈が無いと言い聞かせてはいても期待をせずにはいられず。不可思議に思える程込み上げてくる期待はデートの際に恋人を待っている時のようであの日から己には縁がないと思い込んでいた感情に自嘲を含む笑みを漏らした後、扉に掛かったプレートを"OPEN"へと変えに向かうも飛び込んできた情景に身体は硬直しただ店の前に立っている彼女の姿を呆然と見据えて。)
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