! 2013-06-09 16:37:23 |
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――え、あ…ちょっと、御客さん!
(先程己が勧めたノンアルカクテルの名の物語のような台詞にボトルへと伸ばした手は宙で止まり茫然としてしまい、驚き隠せず瞠目しては何とも強引に店の御絞りを持ち去ってしまった彼女を止める事も出来ず扉から出て行こうとする背中に慌てて呼びかけて。然し時遅し、嵐のような彼女に常連二人も驚いたようだがすぐに可笑しそうに"面白い子だな。"、"ほんと、…まさにシンデレラね?"なんて笑みを溢しており。御絞り一つくらいならばどうという事は無いが恐らく彼女は来るだろう。心の何処かでそれを期待している自身は可笑しくも昔のような初々しさを感じ立ち去って行った扉に視線を送り表情を緩めて)
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