「ー…。」 えっ…。何? 気付けばあたしは全校生徒から注目を浴びていた。 「…そこの黒髪ロング。人の話が聞こえないか?」 声がする方へと向けばステージ上になんだか厳しそうなメガネの人が立っている。 先輩なのかな…?うわぁ顔けっこうタイプかも… キーン「黒髪ロング!!」 凄く大きい声でマイク越しに叫ばれた。あぁ。だからあたし注目されてたんだ。 「俺の話は聞け。」 眉間にシワを寄せて話すあの人。逆らったら面倒くさい事になりそう…