柚希 いや、長年の付き合いから生まれた鋭い勘ってヤツ ((隣にいる相手を得意げな目で見ては数回頷き乍言い。「読心術ね~。習得できたらいいのに」なんて叶いもしないようなこと呟いてはヘラ、と少しふざけた様に笑みを向けて。「ところで何処へ行くところだったんですか、柚希クン」と相手の手に持つ鞄に目を遣った後に緩く首傾げ乍問いかけ