平田 莉子 2013-05-10 22:15:48 |
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来てよ、一緒に行こうよ
( と再び色仕掛けをしながらも上記述べればバス停に着き。「お母様に宜しくね」と言いバスに乗ろうとして。高そうなハートのキーホルダーを落としているのは誰も気づかないだろう。 )
じゃ、また何時の日か
(バスに乗り込む彼女に手を振り爽やかな笑みを向ける。だんだんと遠ざかっていくバスの姿を見届け乍、少年の顔には若干のにやつきが見える。..行くしかないっしょ。もはや色仕掛けに釣られた魚。彼は上機嫌で家に帰ろうとする、とキラリと光る何かが目につく。「…んだコレ?」と拾い上げたのは見るからに高そうなキーホルダーで。まさか…、と思うがもう遅い。そのキーホルダーをポケットに入れ、どうしようかとその場で考えるのだった。)
……←
( バスに乗れば窓から若干作り笑顔で手を振って。何処から手に入れたのだか、携帯を開けば相手に電話を掛け。「何て言ったら絶対東京来てくれる?」と聞いてみたり。キーホルダーが無い事に携帯を開いた時に気づくが気にせず← )
それよりお前、忘れ物してねぇか?!!
(プルルル…プルルル…、なり響く着信音。人が考えてる時に!、その音に苛つきを感じ乍も携帯を開くと見知らぬ番号が表示されていて。「あぁ?!なんだ!!」と苛々を隠しきれずに声を発すと聞こえてきた声の主は……先程までここにいた女ではないか。何で俺の番号を?、もしかしてストーk((そんなことが脳裏に浮かぶもそれどころでは無い。上記を慌てたように告げて相手の反応を伺い
キーホルダーなら無いけど-。
( 携帯につけてあったキーホルダーの端の部分を見ながら言って。そういえば何で電話番号知ってるんだろう、と思っていれば先生に教えてもらったんだっけ、と思い出し解決したような顔で電話しながら。「何か怒ってるの?」とバれている本性を再び隠すように優しく呟いて )
…は?何でそんなに落ち着けるのよ
(平然と答える相手に呆れた口調で言う。己が目を丸くして驚いているのは電話越しでは伝わることは無いだろう。と、優しさぶって尋ねてくる彼女には「本気で心配した俺が馬鹿だったよ…」とはあぁー!と聞こえるような溜め息を零し愕然としていて
それ要らないから捨てて良いからね。
( と言えば 内心、何心配してんの、と。口角少し上げれば「所で。ダンス高校に来るか、辞めてお母さんを選ぶか。どちらにするの?」とバスの中で腕組みながら話してる少女。そりゃまあ私と一緒が良いはずだからお母さんなんか選ばないだろう、と余裕こいてる人← )
捨てろって…
(ポケットから例のものを出し見詰める。実に勿体ない、なんて貧乏心が出てしまう自分はとりあえず貰おうと考える←。相手が聞いてきたことには、うーんと考え間を空け「高校に通うことにするゎ」と自分の意思を伝える。それは今後の自分の人生を考えてのことでもあったりする、…母にすがりついてる必要もないだろうし。そして、「じゃあ切るぞ」ブチ。静かに通話を止め、何処か安心したような溜め息を零して。)
ほんと⁉、じゃあ東京来てよね
( と歓声を上げるも上記述べれば電話切り。さすが私、と言いながら携帯しまえば これで私もダンス高校に通える!、とテンションは上がっているようで。「オーディションは不合格だったけど特待生で選ばれた以上、不合格にしたことを後悔させてやるわ」と唇を噛むように笑いながら )
あぁ、たまには顔出しにくるからさ
(時は経ち、東京へ行く日がやってきて。心配そうに別れを惜しむ母に上記を告げて笑い乍手を大きく振り荷物を持ってバス停へ向かう。お目当てのバスが来る時間帯はもうすぐ、ダンス高校に通うことになるのだ。そう思いだんだんと早足になる。「楽しみ-..っ!」そう本心を口に出すと何故だか笑いが込み上げてきて。クックックと笑いを押し殺しながらどうやらバス停に着いたようで。)
…………
( 先生の下宿屋でテレビを見ていたが途中で寝てしまい。スヤスヤと眠るがテレビではお笑い系番組が流れていて。机には歌の事やらダンスの事やら色々と書いてある紙や本が並べてある。顔は口元が少々笑っていて。楽しい夢でも見たのだろう。 )
……先生ー、来ましたよー、
(何時間かかけてやっと泊めさせてもらう先生の家に来た。もうその先生とは顔馴染み。遠慮なくゆっくりしてやろう。ふっふっふと妖しげな笑みを浮かべつつ、上記を大きめの声で言い、ドアをノックしてみる。……だが中々出てこない。ちゃんとこの時間位には着くと言った筈なのに..。それに荷物もある。はぁ、と溜め息を零しては手をふりかざす。今度は力強くドアを叩いてやろうか。)
……うるさいー。
( ノックの音で起きたのか目を擦りながら玄関行けば上記述べてドアを開け。ドアを開ければ「あー、将太か。ここに住むんだったの?」と欠伸しながら言えば 部屋ココね、と案内して再び元の場所に戻り。東京に来てもらう事だけが目的だった為かもう色仕掛けは良いか、と思いそのままの本性で話すもまだ普通なようで、 )
……おう、ありがと。
(お世話になりま-す、なんて頭を低くしながら家の中に入って。案内された部屋を一瞥すると上記を告げ、ドサッと荷物を一先ず下ろし、己が使う部屋をゆっくりと見回す。ほう、なかなか良い部屋ではないか。にや、と自然と口角が上がる。どか、とその場で胡座をかき座っては、床を意味も無く触り、しばらくボーッとして。)
何か歌って-。貴方うまいんでしょ?
( テレビを消せば振り向いて思い出したように上記述べて。推薦されるくらいならうまいんでしょう、と期待は高まっていく一方で。ぼーっとしてる相手見れば目の前に行き顔覗き込めば「ちょっと聞いてる?」と目を細め首傾げて )
聞いてるっつーの
(首を傾ける相手を見ては目をパチ、と大きく見開き、うんざりしつつぼそり呟いて。「やあだよ」っべ、とあっかんべをして見せては相手から逃れるようにゴロンと倒れうつ伏せ状態に。)
ふーん、やっぱり歌下手くそなんだね
( やだよ、と言い歌ってくれない相手見れば上記述べて。歌ってくれないイコール歌下手くそだから聞かれたくないんだと思っているらしい。うつ伏せをする相手見ればため息交じりにひと息吐けば一旦自室へと戻りハサミをもって再び登場して← )
あぁ、下手くそかもなー
(返答するのも面倒なようで怠そうに上記述べ。長い時間を掛けてここに来て。疲れているのにゆっくりさせてほしいものだと、彼は思う。相手の気配が消えたのを確認してはふっ、と頬を緩める。観念したか..。また何か足音が此方にきたのは気のせいにしとこうか←)
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