赤い意図で結ばれて【bl】

そんなに、弱く見えるか…?
(問い掛ける台詞は決して自分が強い、と言っている訳では無く、寧ろ自分は弱いのだろう、そう自覚はしているが相手に心配に思われる程にか弱く見えるのか、そう訊ねているようで。恐る恐る、と言った口調で述べつつ俯いてシーツを握っており。未だ耳を塞いだままベッドの上に踞るばかりで、相手の謝罪の言葉等耳に入っている筈も無く。今こうなってしまったのは誰の所為でも無い、自分の弱さ故だと分かってはいるが昂った感情に歯止めが効かず「お前の所為で…っ」苦しげに表情を歪めながら呟き。突如手元にあった卓上用の小さな時計を掴むと、至近距離に居るにも関わらず相手に向かって遠慮も無く投げ付け)

..そういうわけじゃ、ないんだ..
((相手の言葉が自虐的にも聞こえ否定はするが自分の言葉を振り返ると“心配”などと言えば確かに相手が強くはない、ということを示してしまっていたということに気づいて。続けて小さく「..雅に会いたかったんだよ..毎日此処に来てる一番の理由は...それ」と呟くように付け足して。相手の様子を見ていれば心配そうに眉を寄せ自分はどう行動をして良いものかと表情には出さないものの内心焦っていて。「俺の..所為...」と相手の呟きに反応すれば不意に小さな時計が視界に入り身を守る体制になる前に、ｶﾞｯと音を立てて自分の肩に当たり「痛っ..!」と声を上げ時計はそのまま床に落ちあらゆる部品が粉々になってしまうのを見れば情緒不安定な相手を目を細めて見遣り

…俺は、会いたくない…。
(相手が自らの問いに対して答えるのは否定の言葉。ならば何故心配する必要があるのか、と問い掛けようとして開いた口は付け足された思わぬ言葉によって閉じられる事となり。その言葉が嬉しいのかは分からない、寧ろ今は何を考えても分からない気がするが確かなのは自分は相手に会いたくないと言う事とその理由で。どんなに恐れていても自分は確実に精神的にも身体的にも相手を傷付ける、それならいっそ会わない方が飯のではと考えており。時計が床に落ちる音にハッと我に返っては目を見開き。今回は運良く正気に戻れたから良いものの、あのままの状態が続いていれば一体相手に何をしていたのか、考えるだけで震えが止まらず固く目を閉じては強く自分の体を抱き締め)

雅...
((自分の言葉とは裏腹に相手は会いたくないと返したためｽﾞｷ、と心が痛む感覚を覚えたが顔には出さず。確かに入院してから声をかけても笑顔で迎えてくれたことは無くなってしまったことを考えると相手は自分と会うことを拒絶しているのではないか、と思い無意識に寂しげな表情になり。時計が当たった肩が鈍く痛むのかその箇所を手でさすり乍ﾊﾞﾗﾊﾞﾗになってしまった時計を拾い上げていると看護士が病室内に入って来て『何か大きな音が聞こえましたけど..大丈夫ですか?』と問いかけてきたので「大丈夫です、大したことないので」と微笑み看護士を帰して。ふと相手の様子見ればまた眉を寄せ心配そうに見つめるもかける言葉が見つからずにいて

…もう、来なくて……良い…。
(横目で相手の表情を見遣っては、途端に酷く罪悪感を感じて直ぐに視線を逸らし。然し今突き放してしまえば相手は楽になるのだろう、悲しいのは今だけだと自分に言い聞かせつつ口を開いては一言一言躊躇いながら告げ。ふと聞こえてくるのは相手と恐らく看護師と思われる女性の会話。どんなに平気じゃないとしても他人の前では懸命に平気な振りをするのであろう。「……ごめん…」無意識宛らに漏れ出す言葉は相手に対する謝罪の言葉で、消え入りそうな声で何度も同じ言葉を繰り返し)

...嫌だ。会いたいから..来る。
((相手に“来なくて良い”と言われ先程より心に痛みを感じるも来れなくなるのは、相手に会えなくなるのは嫌だ、と此処はきちんと相手見て反抗的に返して。看護師を帰せばﾌｩ、とひとつ小さく息をついて落ちた時計の硝子の欠片を拾い集めゴミ箱に捨ててから「この時計..もう使えそうにないな」なんて呟いて苦笑を浮かべて。ふと今にも消えそうな声の謝罪の言葉が聞こえ相手を見遣れば眉を寄せ緩く微笑み相手の頭を優しく撫でて「大丈夫。大丈夫だから...」と囁くように声をかけて

っ何で…。辛いのは、お前だろ…?いつまでこんな事続けるつもりだよ…っ。
(相手ならば素直に納得すると思っていたのはどうやら外れたようで、述べられる言葉に目を見開き。恐る恐る相手に視線を向けるも、その目は何処か睨んでいるようにすら見え。どうせ自分は以前のようには戻れない、ならばこのままお互い忘れるのが一番楽だろうと考え。相手に頭を撫でられ感じるのは僅かな安心感と強大な不安。恐らくこの不安はどうしようが拭い切れないのであろうが、今だけは少しでも相手の体温を恋しく感じてしまい、弱々しい声で「犁…」相手の名前を呼ぶなり小刻みに震える手を相手が居るであろう方向へと伸ばし)

辛くなんかないよ...俺は雅に会えればそれで良いんだから...
((先程の突き飛ばしや時計を投げつけたり等の行為は自分が我慢すれば何時か必ず治まり相手もいつか落ち着いて笑顔になれる日がくるであろう、と信じて前記述べれば目を細め緩く微笑んで。ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ、と優しく相手の頭撫で続ければ聞こえるはまた消え入りそうなほどに弱々しく自分の名前を呼ぶ声。相手が自分へと伸ばした手を包むように両手で触れ「雅..大丈夫だよ。..ね?」そのまま手の甲を撫でるように優しくさすれば安心させるようにﾆｺ、と笑みを向けて

(すいません..睡魔が襲ってきてしまったため落ちます..レス返いただければ明日(今日?)にはまた返させて頂きますので..!では、御相手感謝です。良かったらまたいらして下さい..!主は平日は夜あたりしか来れませんが..;)

……お目出度い奴だな。
(微笑する相手を見ては小さな溜め息と共に視線を逸らし、ぼんやりと自らの指先へ視線を向けて。表情も無く、相手からの言葉は然してきにも留めていないような風情であるが、実際返答に戸惑っているようで。返す言葉が見付からず暫し間を置いた後にぽつりと呟いて。触れた手から伝わる相手の温もりに自然と震えは治まり。ぎゅ、と僅かにその手を握り返すと徐に目を伏せ、溜め息と言うよりはただ息を吐き出しつつ再度ベッドに身を沈めると「何が…大丈夫なんだよ。お前だって分かってんだろ…、どうせ何も変わらない」目を閉じては相も変わらずな後ろ向きな言葉を呟き宛らに述べて)

(P:すいません寝落ちしてしまいました;;レス返しておきますので宜しければ本日もお相手お願いします!!)

でも本当の事だし...。雅は、俺の事嫌い..なの？
（（大きな感情を表さない相手をただ見つめ乍相手は自分の事をどう思っているのだろうか、とふと気になり問いかけてみるも言葉を発した後に果たして相手はどんな返答をするのか少しの期待と共に不安も過り。弱く握り返してきた相手の手を再度優しく撫で「そんな後ろ向きな事ばっか言うなよ..そんな風に諦めたままでいるから変われないんだろ..？」と言っては目を瞑る相手を見ながら眉を寄せ

さぁ?嫌いなのかもな。
(以前の自分ならば先ず間違い無く否定していたのだろう。けれど今はよく分からない。考えるのすら嫌気が差し、口調は嘲るようでありながら相も変わらずの無表情で。然しこれは本心なのか、言った後に自問自答をしてみては「…傷付けたくは、ないんだ…」恐らく自身すら無意識の内に呟き。相手の言葉を耳に入れつつ徐に顔を逸らし。静かに目を開けては視界に入って来る窓から見える空をぼんやりと見詰め。病室に籠っているのは孤独でならないが、外へ行くには恐怖が大きすぎる。こうして相手と話している時はそう言った感情が沸き上がる瞬間が少なく、もしかしたら一番気が楽なのかもしれない、なんて考えながら「もう疲れた」と小声で述べ)

そう...でも、俺は雅の事好きだよ..？
（（相手の返答に一瞬悲しそうな表情になるも自分の本心を述べ緩く微笑みかけて。小さく聞こえた相手の呟きに目を丸くし「大丈夫。...俺なら何しても平気だから」と此方も呟きのような小さい声で言えば安心させるようにﾆｯｺﾘと笑みを向けて。いつものように理由があるでもなくただ窓の方を見つめている相手を見て溜め息をつき。小声で述べられた言葉には何も言わずただ後ろから優しく包むように相手抱きしめて

知らない…、そんなの。
(何故こんなにも突き放していると言うのに好き等と言えるのか。元よりの癖なのか、考えるのは苦手で直ぐに投げ出してしまい。緩慢な所作にて首を左右に振りながら僅かに眉を潜め呟き。笑みを浮かべる相手を見ては徐に目を伏せ。決して辛いとは言わない、僅かな弱音すら吐かない相手はまるで自分と正反対で「お前のそう言う所…嫌いだ」今となっては自分に頼れとは言えないが、誰かを頼りにして欲しい。冷静な思考が働く内にそう伝えようとするものの上手く言葉にならず。突如として体の前に回って来る腕に視線を落としたかと思えば、程無くして感じるのは相手の体温。「っ、何して…っ」驚きから身を捩るも暫くすると大人しくなりただ俯いて)

...雅がどう思ってても俺は好きって気持ち変わらないから
（（ﾆｺﾆｺと優しい笑みを向け乍相手にそう返して。相手には覚られない様に明るく接してはいるもののやはり内心は自分を今だ受け入れてもらえない寂しさが募るばかりで。「ごめんね、これが俺の性格なんだ」と相手の言葉に返せば眉を寄せ小さく笑って。心の中で本当は誰かを頼りにしたい。とは思っているものの雅という信頼していた親友がこのようになってしまった以上頼れる人がいない状態が続いていることを辛く感じていて。身を捩る相手を他所に「ん、暫くこうしてたい」と囁くように言えばｷｭｯと自分に相手の体引き寄せ

どうだろうな。人の気持ちなんか直ぐ変わる。お前だって例外とは言い切れないだろ。
(相手の心情等知る由も無い、と言うよりは気付いていながら目を逸らしているのであろう。相も変わらずの冷淡な抑揚に欠いた声で述べられる言葉は、その口調に似合いな冷徹な物で。相手の表情を見ていればまたも笑む表情があり。もしかしたら相手はこうする事で自我を保っているのかもしれない、そうは思うが納得は出来ず。不機嫌そうに眉を潜めて視線を逸らしては、相手の言葉に何も返す事無く無言で壁を見詰め。引き寄せられる侭に身を預けていたからだろう、益々密着する形になっても尚無言で。表情一つ変えずにいるも“暖かい”そう感じた瞬間に自ずと瞳から涙が溢れ)

...そういうこと..言うなよな...
((流石に相手の否定続きが気に障り少し曇った表情で目を逸らす相手見つめれば「俺の気持ち..素直に受け止めてくれよ..」と若干泣きそうな声で小さく呟いては寂しそうに下を向いて。返答も無くただ壁を見つめる相手を此方も特に声を掛けることなどはせず見ていて。相手が見ていない為その顔は先程とは違い如何にも悩みを抱えている、といった表情を浮かべていて。ふいに相手を見れば涙を溢していることに驚き「ど、どうしたっ?!..抱きつかれるの、嫌だった..?」と心配そうに相手の顔覗き込んで

…悪い。受け止める、から…そんな顔するな。
(相手の泣き出しそうな声にハッとし其方へ目を向け。案の定俯いてしまった様子が見られるも、僅かに窺える相手の表情を見ては小声ながらに謝罪を述べ。時折躊躇うようにして言葉を紡ぐと徐に相手の頬へと手を伸ばし、優しく触れながら眉尻を下げ。暫し無言でいるも不意に相手の方へ視線のみを向けてはその表情に眉を潜め。そんな顔はさせたくない、けれどどうしようも無く、焦燥感や自身への苛立ちを覚えた挙げ句、花瓶へと手を伸ばし床に叩き付ける自らの行動を制する事が出来ず。瞳からは次々と涙が伝って行くが、その表情は呆然としており自分でも何故泣いているのかが分かっていないようで。顔を覗き込んでくる相手から素早く視線を逸らすと「手、離さないでくれ」己を抱き締める腕を離して欲しくないらしく、ぽつりと呟き)

...本当に..受け止めてくれる...のか?
((自らの頬に相手の手が触れると項垂れていた頭を上げ目の前に映る相手を見つめるがその目は僅かにも涙目のように濡れていて。眉を寄せ小さく溜め息をつけば聞こえてきたのは大きな音を立てて何かが割れる音。ﾊｯと気付き床を見ると数輪の花と、花瓶と思われる破片。そしてその中に入っていたであろう水が流れていく様子が映り驚いて相手を見「何してるんだよっ!?危ないだろ..!?」と強めの口調で言うも相手の瞳から涙が溢れ落ちていくのが見えればそれ以上強く言うことができず、そのまましゃがんで破片を拾い上げて。相手の呟きを聞けば緩く微笑んで「分かった..」と返し再び優しく抱きしめて

(P:今日はそろそろ落ちますね。レス返せず申し訳御座いません…!!次回来た際になるべく早くお返しします;;また本体の多忙により明日、明後日と顔出し出来なさそうです…。明明後日には必ずや来ますのでそれまでお待ち頂けると幸いです。ではお相手ありがとうございました。お休みなさいませ^^)

(了解致しました!大変ですね..忙しさによりﾀﾞｳﾝしないよう祈っております!←)此方の本体も金曜の夜は来れないのでその辺もご了承頂けると..!;此方こそお相手感謝でした。お休みなさいっ)