青黄/切なくて、恋しくて。

ふ～ん、へ～、ほ～……(思わず疑いの眼で凝視する。自分的にはこんなに己をドキドキさせる黄瀬。正直、他のヤツらの目は腐ってんじゃねｪの？と思わせるくらい。可愛らしく移った。思わず唖然としてしまい、慌てて我に帰る。が、時既に遅しで、もう先程のムードは何処かへ吹っ飛んで行き自分は頭の後頭部をがしがしと乱暴に掻いた。
意外もなにもクソもない。いきなり上に乗っかられて驚かないハズがない！「…っるせェなー、オレがねみィっつったらねみィんだよバァーカ。」少し苛々とした声で述べる。でも、黄瀬からのぬくもりは絶対に離さず、力強くそして包み込むように手を握る。
やはり曇った顔つきになる相手に己は思わず吹き出しそうになるところを喉の所で何とか飲み込む。「…素直なヤツだよなァ」でも、完全に防ぐことは出来ずククッと笑いが零れてしまった。
親と子の見取り図になってしまっているこの状況だが、オレはそれでもいいと思った。黄瀬涼太の温もり、甘い匂い、自分が今、最高に幸せであると実感した。…ずっとこのままでいたい。時が止まればいいのに…なぁんて幼い子のような発想だが、今、この瞬間だけ本気で思ってしまった。



((ありがとございます！(｀･ω･´)
ちなみに、主サンが黒バスで好きなCPはどれですか？

自分は…青黄、紫赤、赤黒、黄黒、高緑、…etc.です！