黄瀬涼太 2013-05-04 23:31:46 |
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…んだよ…そんなツラされっとやりにくいんだよ…(コツ、と自分の額を彼の額に軽く合わせ瞳と瞳を見つめてみる。ふぅ…と息を溢し相手の額から自分の額を離せば「おら、寝るぞ…」と先にスタスタと彼の横を通りすぎ寝室に向い、左手をポケットに突っ込み右手を相手に向けて後ろ向きでヒラヒラと左右に振って。なんだかぶしつけな口付けだっただろうか…なんて珍しく悩んだ自分、ガラじゃねぇな。と直ぐ様思い思考回路を塞ぐも、まだ心の隅っこでは煮えきらないようで。黄瀬の笑みを見て知った。やっぱり嫌…だっだよな…。自分がやったくせに“後悔”という言葉が脳裏をよぎった、…。ピュッウと軽く口笛をすれば「中々やるじゃねぇか。」とクスクス笑って見せて。相手に声を掛けられるも無反応。仕方無いだろう、寝ているのだから。そんな時、己は無意識に相手に抱きついてしまった。無論、自分は寝ているので全く気付かない。
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