☆momoka☆ 2013-04-08 05:15:07 |
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~1話~――1人の少女――
――バキッ、ドカッ
暗い路地裏に鈍い音だけが聞こえる
『私に喧嘩なんて売るから…』
そこには一人の少女がたって相手を見ていた
誰もが惹き付けられる瞳だった
でも…どこか寂しげだった…
「っ……鬼姫……」
いつしか、そう呼ばれていた
鬼みたいに喧嘩をする姫
だから…鬼姫と呼ばれて…たくさん傷ついた…
でも…もうそんなの…いいんだ…
少女は相手に言った
『仲間を見つけて……たくさん私の分も笑いあってくれよ……』
相手は一瞬驚いたが…
「…わかりました…」
相手が一瞬笑ったような気がした…
『ふっ……頑張れよ…』
そう言えば、暗い、暗い、道に消えて行った…
「鬼姫……」
相手は悲しそうな表情で相手を見つめた……
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