*.マシュロマロン.* 2013-04-06 11:08:21 |
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第一訓【攘夷時代の再開】
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攘夷戦争が終わって,2日が経つ今日.
攘夷志士共は,街中を歩く.
辰馬「酷く変わってしもたのう…」
桂 「俺達の江戸だ.すぐ復興にとりかかるだろう.」
銀時「ん…」
晋助「どうした.銀時.」
銀時「あそこに人が…」
辰馬「横たわってるきに.」
桂 「大丈夫だろうか…」
(銀時と桂が駆け寄る)
銀時「おい、お前大丈夫か.」
? 「…」
桂 「おい…銀時…こいつ…」
(銀時が抱きかかえる)
銀時「杏良…」
晋助(ハッ.)
辰馬「どうした?知り合いきに?」
桂 「俺等の幼馴染みだ.」
辰馬「幼馴染み?おまいらだけじゃないのか!」
銀時「3つだっけ?年下なんだ.」
辰馬「3つ…」
晋助「コイツは,飛んだんだよ.2、3、4とな.」
桂 「勉強しなくてもいいって.まぁ,見捨てられたとは言い難いが…」
辰馬「ほう…」
杏良「うっ…」
銀時「杏良?」
杏良「うう…神威…く…ん…」
桂 「神威?」
銀時「おい,杏良,銀時だぞ.覚えてるだろ.」
杏良「ぎ…ん…とき…おろして…」
(そっとおろす)
杏良「ハッ…やっと見えた…」
桂 「大丈夫か?」
杏良「!桂君」
桂 「覚えていたのか!」
杏良「もちろんよ!銀時君に,晋助君も!!」
辰馬「…」
杏良「後…ごめんなさい…覚えてないわ…」
辰馬「そりゃ覚えてないきに.初対面じゃ.」
杏良「あっ.…そうですよね!そりゃ分りませんよね.フフッ」
辰馬「う…ああ!ハハハハハッ」
銀時(小声で辰馬に言う)「いいやつだろ?」
辰馬(小声で銀時に言う)「ああ…」
晋助「それにしても,なんでここに?宇宙に行くかなんだか言ってたじゃないか」
杏良「そうなの.勿論行ったよ.地球に帰ってきて,
一緒にいた人とはぐれちゃって…」
銀時「神威…ってやつか?」
杏良「知ってるの!?今どこにいるかわかる?」
銀時「いや…知らねえけど…お前がさっき言ったから…」
桂 「愛人…?」
(晋助が桂を殴る)
杏良「桂君!ちょっと…違うよ!そんな…」
晋助「そいつって,春雨第七師団の団長の神威か…?」
杏良「そう.春雨の団長サンよ…」
パキッ(木を踏んだ音)
銀時(!)「誰だ!」
? 「誰だ?こっちの台詞だよ.」
杏良「この声…」
桂 (小声で銀時に言う)「怪しいぞ…気をつけろ.」
銀時「ああ…わかってらあ…」
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次回,第二訓【夜兎の月】
お楽しみに…
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