高槻 直 2013-03-23 20:43:49 |
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──瑠夏…!
(公園近くへ差し掛かると瑠夏が手を振る姿が見える。取り敢えず今は笑顔である事に安堵しつつ相手の近くへと駆け寄れば、ほぼ全力で走って来た為乱れた呼吸を整えて。瑠夏と一緒だった筈の神崎の姿はやはり見えない。先程の電話越しの相手の様子からすると神崎と何かあったには違いない。何かあったとすれば、それは──…、)
あー、久々に全力で走ったわ…。たく…感謝しろよ、お前の為に追試抜け出して来たんだからな。
(呼び出された理由を訊ねるのは敢えて置いておき、極力明るい調子で相手に話し掛ける。先日瑠夏が熱を出した時の一件があったせいで、神崎と何があったのか何となく察しがついてしまう。自惚れ掛けている俺の予想が正しいなら、それは俺にとってこの上無いチャンスへと繋がる。けれど目の前の瑠夏の気持ちを考えたら素直に喜べる筈がない。傷ついているだろう相手の気持ちを少しでも和らげようと笑みを浮かべたまま「…で、どうした?」と訊ねて)
(/あ、いえいえっ!瑠夏君を奪ったという事で、直が殴られても可笑しくないなと思ってたんですが…神崎ちゃんは天使でした…!!←/では背後は少し引っ込んで見守りますね^^)
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