千早 2013-02-13 19:30:42 |
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☆スマイルプリキュア~二人の夢~☆
~第三話~
~ポップ~
『お兄ちゃんへ
キャンディに恋人ができたクル
相手はみゆきクル
みゆきは色々と教えてくれたクル
みゆきの事が一番好きクル
今とても幸せクル
みゆきとなら頑張って行けるクル
お兄ちゃんとまた会いたいクル
キャンディより』
ポップは手紙を折りたたみしぶそうに空を見つめ
「これはまずいことになったでござる…」
~誓い~
キャンディは嬉しそうに耳を横にふりながらにこにこしていた
「クルクル~~」
「キャンディ、なんだか楽しそうだね、いいことでもあったの?」
「お兄ちゃんがこちらの世界に来るクル」
「ポップが?」
「そうクル、楽しみクル」
「それでいつ来るの?」
「今日でござる」
「えっ?」
後を見ると窓の外にポップがたっていた
「お兄ちゃん!」
「キャンディ、元気にしていたでござるか?
みゆき殿も久しぶりでござる」
「久しぶりだね、ポップ
今日はどうしたの?」
「今日はみゆき殿に話があってきたでござる」
「私に?話ってなんなの?」
「キャンディと付き合っているそうでござるな」
「うん、そうだよ、誰から聞いたの?」
「キャンディからでござる
そこでみゆき殿にキャンディと付き合う資格があるのか確かめさせてもらいでござる」
「うん、いいよ、で何をしたらいいの?」
「みゆき殿には拙者と戦ってもらうでござる
もちろんプリキュアに変身してもらってもかまわないでござる」
「お兄ちゃん!?!みゆきを傷つけたら駄目クル!」
「キャンディは黙っているでござる、これは拙者とみゆき殿の問題でござる!」
「わかった、これはキャンディと付き合うのに必要の事なんだね
でもプリキュアには変身しないよ
これは私の力でポップに認めてもらわないと意味がないから」
「そうでござるか…泣き言をいっても知らないでござる」
「みゆき…」
「大丈夫だよ、キャンディ」
私はキャンディを安心させるかのようにキャンディの頭を撫でた
「では場所をうつすでござる、みゆき殿ついてくるでござる」
「うん、わかったよ」
私はポップの後をついて川の近くの広場に向かい
「私はいつでもいいよ」
「ではみゆき殿いくでござる」
ポップは大きな狸に化けるとみゆきの方に向かって飛びみゆきを押しつぶして
「どうしたでござる!こんなものでござるか!?!」
「これくらいどうってことないよ!!」
私は一生懸命にポップどかそうと立ち上がろうとしてでも少ししか動かなくて
「みゆき殿はしょせんこんなものでござるか!」
「ん…そんなことない…!」
何もできないのがつらくて…
「みゆき殿はキャンディの事を本当に愛しているのござるか?」
「そんなの決まっているよ!」
「キャンディはまだ自分の気持ちがわからない子供でござる
みゆき殿はキャンディに自分の気持ちを押し付けているだけではござらぬか?」
「そうかもしれないけれども…それでも私はキャンディが好きなの!
私はキャンディのためならどんなことでもできるしどんなことも我慢できるの
この気持ちは嘘じゃない、心の中から本当の気持ちだから!」
「ざれごとはそこまでにして態度で示すでござる」
「んん!ここで何もできなかったらキャンディと付き合う資格はないよ
ポップには負けるわけには!」
全身の力を使って立ち上がろとして一歩てまえまでくるけれども
「これで終わりでござる、みゆき殿!」
ポップが天高く飛び上がりそのまま私を押しつぶしてそこで意識が飛んだ
次に気がついたのはベットの上だった
そしてキャンディが泣きそうな表情で私の顔を見つめていた
「みゆき…」
「う…ん…私は…そうか気を失っていたんだ…結局何もできなかったんだ…」
「そんなことないクル、みゆきはキャンディの為に頑張ってくれたクル」
「でもポップに勝てなくて…」
「お兄ちゃんからみゆきに手紙を預かっていたクル」
「えっ、ポップから?」
『みゆき殿、手荒の真似を悪かったでござる
でもどうしてもみゆき殿の気持ちを確かめなければいかなかったでござる
キャンディの任せられるかどうかを…
合格でござる、しかとみゆき殿の思いを受け取ったでござる
どうかキャンディの事よろしくお願いするでござる
~みゆき殿の兄のポップより~』
「ポップ…もう気が早いよ…」
「どうしたクル?お兄ちゃんに何か言われたクル」
「うんん、なんでもないよ、それよりキャンディに話があるんだ」
「なにクル?」
「はい、キャンディ、これをもらってくれる?」
キャンディに小さな箱を渡した
「ありがとうクル~~開けていいクル?」
「うん、もちろんいいよ」
「わ~~綺麗な指輪クル~~」
「ねえ、キャンディ、私と結婚して」
「みゆき…」
「嫌?」
「そんなことないクル、キャンディみゆきと結婚するクル~~」
キャンディは私に抱きついてきた
「良かった、今は結婚できないえれどもこの戦いが終わったら絶対結婚式をあげようね」
「うん、約束クル~~」
私はにこにこ笑うキャンディが愛おしくて抱きしめかえした
そしていつかあげるキャンディとの結婚式を思い浮かべて体があたたかくなった
~つづく~
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