神ＶＳ死人

見下して笑ってる？
どこがだ？

それはしょうがないだろう
それこそ、僕達がてを貸せば不平等だろう

志鶴

．．．僕は君が好きだ
(ボソッと耳元で囁き

紗蘿

志鶴さん
あんたなんか、大嫌いって言ってしまったんです･･･(涙流れ

雄大

人間を、いかにも見下しているじゃないか

平等なものなんてねぇよ・・・

紗蘿

弟だって、同じことを思っているかもしれない・・・
泣かないでくれ・・・（ハンカチを渡して

西岡
っ!?(驚き

志鶴さん
ありがとう、ございます(受け取り

何故そう思う？

人間は皆生まれる時は平等だ
全ては自分の行い次第だ

志鶴

．．．．．
(無言のまま相手抱きしめ

紗蘿

紗蘿

あぁ、それくらい
思い出したら泣きたくなるのは同じだけど・・・
目の前で泣かれたら、俺・・・（俯いて

お互い、心残りがあるんだな・・・

西岡
･･･また、裏切られるのは怖いんだ(呟き

志鶴さん
ごめんなさい･･･(俯き
ありますよ

雄大

お前の態度も言いぶりも・・・全て

なら、捨てられたのは・・俺のせいか？
なら、妹を殺したのは俺か・・・？
そんなのって・・・

紗蘿

ごめん、俺も泣いてしまいそうだから・・・・
ごめん・・・（上を向いて

だな・・・

志鶴さん
･･･泣いて、いいんですよ(抱き締め
泣きたいときは泣いていいんです

はい･･･

僕は君を裏切らない．．．．
(力づよく呟けば微笑み

紗蘿

態度は君の方が酷いだろう？
僕には、君の方が僕達を見下してるように見えるが？

それは、君の運や行いのせいだろう

志鶴

紗蘿

ありがとう・・・（俯き涙を流して

俺には、妹がいたんだ・・・

西岡
そんなのっ、わからないじゃない!!!(離れ

志鶴さん
妹さんが･･･？

雄大

どうしてそう思う？

お前が言うのは運ばかりだな・・・

確かにそうだな．．．
(ボソッと呟けば相手見

紗蘿

紗蘿

そう、５歳離れた妹・・・
可愛くて、嬉しいことなんか全然無いはずなのにいつも笑ってた・・・

ならば言わせて貰うが
君は、さっきから神だったらあーだこーだと言っては上から目線で呟いているだろう

だってそうだろう
神だって完璧じゃないのだから．．．．

志鶴

西岡
･･･断言して、くれないんだね(涙流し

志鶴さん
素敵な、妹さん

俺には君を裏切らない自信はある．．．
だが、君が裏切られたと思うかも知れないだろう．．．．？
(相手に近づけば手で涙を拭い

紗蘿

雄大

それはそうだろ？
何もできない神なんて、意味ないじゃん

ならあんたは、何ができるって言うんだよ・・・

紗蘿

本当にそうだった・・・
名前、美命って言うんだ・・・
本当に名前負けしないような奴だった・・・

それが見下しているって言うんだよ
君はバカなのか．．．？

僕が出来るのはただ見守る事だな．．．

志鶴

西岡
･･･あなたは、神様なんだよ？

志鶴さん
美命さん･･･綺麗な名前

神だからといって完璧ではないんだ．．．
(相手見ては呟き

紗蘿

西岡
私達を作ったのは暇潰しなんでしょう？

雄大

人間ごとき、ただの暇つぶし・・・
あんたは、どうしていつもそうなんだろうか・・・？
バカか・・そうかもな
所詮人間だからな、俺は

見守るだけ、か・・・

紗蘿

だから、妹の死はとても悲しかった・・・
目が真っ赤になっても泣き続けた・・・
女々しいのかもな

あぁ．．．
だが、君に出会いその考えは愚かだったと思い知らされた．．．

紗蘿

あぁ、僕は君達を作ったのは暇潰しだといった．．．
だが、一人の人間に出会いその考えは愚かだったと思い知らされた
だから、その点に関しては悪いと思っている．．．
すまなかったな．．．．

君のその考えがもう間違ってるのでは．．．．？

あぁ

志鶴

雄大

紗蘿か・・？

お前は言った、人間は愚かだってな
なら、俺は人間だからバカだ

っそ・・・

西岡
･･･わからないよ(俯き

志鶴さん
女々しくて何がいけないんですか!?
悲しかったら泣いていいんです

あぁ．．
今までの人間とは違い、彼女は強い人だった．．．

君にはまだわからないのか？
君がそう決めつけているのだろう？

志鶴

そうか．．．．
(相手見ては優しげに微笑めば背を向けて

紗蘿

紗蘿

俺は妹に生かされた・・・

西岡
･･･私から逃げるの？

志鶴さん
妹さんに･･･？

雄大

惚れたな・・お前
俺は弱いよ・・・強くなんてなれないな絶対

決め付けてか、お前もだろう？

やはり、君には届かなかったらしいからな．．．
(ボソッと呟けばクスッと苦笑いし

紗蘿

紗蘿

そうだ・・・
ある日、二人で歩いていたらな・・・車が歩道に突っ込んできてさ
俺が死ぬはずだった・・でも、妹は俺を助けた
そして、死んでしまった・・・・

西岡
逃げて、それで自分が救われて終わり･･･？
ふざけないでっ、人間の気持ちも少しは理解しなさいよっ!!!(走り去り

神が人間に惚れるとはやはり、僕は愚かだな．．．

そうか．．

かもな．．．．

志鶴

志鶴さん
･･･でも、妹さんは嬉しかったでしょうね

．．．やはり僕は愚かだな．．．
(ボソッと呟けば、走り去る相手を追えずその場に崩れ

紗蘿

西岡
･･･っバカ(あの場から遠く離れた場所で座り込み

雄大

その考えがおかしいんだよ
人間も神もクソもあるか！

あぁ、俺は弱い・・・
妹無しじゃ、強くいられない・・・

紗蘿

どうして？（涙目で

．．．．
(地面見つめては苦笑いし

紗蘿

．．．．

僕は幼い頃、兄に殺されそうになったことがある

志鶴

雄大

殺されそうか・・・
それをどう思った？

志鶴さん
だって、大好きなお兄ちゃんが生きていたんですもの･･･きっと嬉しかったはずです

西岡
神様なんて･･･

無論恐怖を感じたさ．．．
その兄を僕はどうしたと思う．．．？
(クスッと微笑めば、眼は赤くなり

志鶴

所詮僕は駄目な奴だったんだ．．．．
(一人呟けば鎌を触り

紗蘿

紗蘿

でも、俺は・・・その命を捨ててしまった・・・（涙を流しながら
一匹の猫を救うために・・・
たったそれだけで・・・

雄大

まさか、殺したのか？

西岡
どうして、人間じゃないの･･･？(涙流れ

志鶴さん
･･･大丈夫、あなたが優しい人だと妹さんは知っているはずですから(微笑み

紗蘿

ありがとう、少しだけその言葉で報われた気がする（涙を目に溜めたまま笑顔を見せて

そうだ．．．
この、兄の大鎌でな．．．
(鎌に手を当てればボソッと呟き

志鶴

．．．．
(鎌を持てばゆっくりと立ち上がり

紗蘿

雄大

どうして・・・

志鶴さん
良かったです(微笑み

西岡
･･･逃げないでよ

．．．．
(鎌を背負えばゆっくりとあるきだし

紗蘿

紗蘿

うん・・・

美命・・馬鹿な兄貴でごめんな（空を見ては呟き

殺すしかないだろう．．．
また自分が殺されそうになるかも知れないんだぞ．．？

志鶴

西岡
･･･人間として出逢えていたら良かったのに

志鶴さん
･･･(穏やかな笑みで見つめ

雄大

殺されるのが怖かったのか・・・
死ぬのは怖いな、確かに・・・

紗蘿

本当に優しいよ、あんた

そうだな．．．．
僕も人間に生まれたかったよ．．．
(相手見ては優しげに微笑めばゆっくりとあるき

紗蘿

それだけじゃない．．．
君は沢山の仲間に命を狙われる恐怖を知っているか？

志鶴

志鶴さん
そんなことないですよ(苦笑い

西岡
っ西岡!?(離れ

僕の本来の役目は浄化．．．
(ボソッと呟けばゆっくりとあるき

紗蘿

西岡
･･････私を、消すの？(一歩離れ

雄大

死のうとは思わないのか？
人間は弱い生き物だから、自殺をするものも多い

知らない、そんな生き方してないからな・・・

紗蘿

ううん（首を振り抱きしめ
十分だ・・・

．．．
(無言で近づけば相手の横を通り過ぎ

紗蘿

思ったさ．．．
だかな、僕はあやめたもののためにも生きなければならない．．．

志鶴

志鶴さん
ひゃっ////(抱き受けし

西岡
･･･西岡？

雄大

じゃぁ、殺されてしまおうとは？

紗蘿

ごめん、嫌なら言ってくれ・・・（抱きしめたままで

．．．．僕には君を浄化出来ない．．．
(歩きながらボソッと呟き

紗蘿

それはやはり怖いからな．．．

志鶴

雄大

臆病なのは人間と変わりないな・・・神も

だから言っただろう
神は完璧ではないと．．．．

志鶴

志鶴さん
･･･っ/////(無言で

西岡
ぇ？

やはり僕は君が好きだからな．．．
(振り返りにこっと微笑めば相手に背を向けてあるきだし

紗蘿

雄大

神と人間に、変わりはそんなにないということか・・・

紗蘿

俺は弱い・・・（強く抱きしめ、呟き

そういうことだな．．．．

志鶴

西岡
っどこに行くんだ？

志鶴さん
弱くなんかないですよ///

雄大

支えなしじゃ生きていけないのも・・・
身勝手で、誰かのせいにして生きていくのも・・・
所詮、人間は神から生まれたものだから似るのも仕方ないか

紗蘿

俺は、支えなしじゃ生きていけない・・・

君に会うことのない場所かな．．
(クスッと笑えば歩き続け

紗蘿

だな．．．．

志鶴

雄大

女の方がずっと強いな・・・
神も人間も・・心があるもの全て弱い

志鶴さん
支え･･･？

西岡
･･･っだから、逃げないで!!!
どうしてもっと向き合ってくれないの？

君の方が僕より神に相応しい．．．

志鶴

．．．．．
(ゆっくりと振り返れば相手見

紗蘿

紗蘿

俺の世界はさ、妹だけだったんだ・・・
妹が俺の生きる支えだった・・・
その妹が死んで、俺はこんなにも弱い存在になった・・・
俺は消えてしまいそうだ

雄大

そうか？・・・

西岡
･･･っ(自身は気付いていないが涙流れ

志鶴さん
そんな･･･一人じゃないんですよ、志鶴さんは

あぁ．．．．

志鶴

君に涙は似合わない
だから涙を拭いてくれ．．．．
(相手に近づけばボソッと呟きそっと抱き

紗蘿

西岡
まだ答えは出せないけど･･･でも、行かないで

紗蘿　

一人だよ・・・
生まれて、妹と捨てられて・・・
大切な妹が死んで・・・
俺も死んで、ここで色んなやつとあったけど・・それでも

雄大

お前は神なんだろ？
もっと、堂々と構えてろよ

ん、わかった．．．
(クスッと微笑めば相手から離れ

紗蘿

なんなんだ君は．．．．

志鶴

志鶴さん
今は、一人じゃないんですよ･･･一人にしないから(悲しそうに呟き

雄大

なんだろうな、俺もわかんねぇや

紗蘿

一緒にいてくれんの？・・・

やはり、彼女は君に託した方が良いみたいだな．．．
(クスッと苦笑いしては呟き

志鶴

雄大

諦めるんだ・・・

西岡
･･･行かないでね？(不安気に見つめ

志鶴さん
へ？
いますよ？

所詮は人と神．．．
わかりあえないからな．．．

志鶴

僕より、君には志鶴が似合うんじゃないかな．．．？
(ボソッと呟けば首を傾け

紗蘿

紗蘿

俺を置いて消えたりしないか・・・？
それは一番怖い・・・

雄大

分かり合えるよ・・・
人間も神もクソもねぇって言ったろ？

西岡
･･･どうして？

やはり、それは幻想にしか過ぎない．．．

志鶴

同じ人間同士だから分かり会えるだろう？
(クスッと苦笑い浮かべれば呟き

紗蘿

雄大

どうして・・？
言葉の通じない動物ですら分かり合えるというのに・・・

考え方が違うからな．．．

志鶴

志鶴さん
今、傍にいるじゃないですか？(意味がわかっていない

西岡
･･･理解しようとは、考えてくれないの？

理解にも限界があるだろう．．．．？

紗蘿

雄大

また決めつけた（ため息

紗蘿　

そうだな～・・・（ため息

癖なんだ．．．．

志鶴

西岡
･･･そうね、ごめんなさい(悲しそうに微笑み

志鶴さん
･･･？

それに、君は彼に引かれているだろう．．．．？

紗蘿

西岡
･･･志鶴さんの事？

雄大

神の癖に弱々しいな～（笑って

紗蘿

なんでもない
俺にはやっぱ、もう無理そうだ・・・

．．．．．
(無言で頷き

紗蘿

ほっとけ．．．．

志鶴

雄大

まぁ、神といえど俺よかガキだしな

西岡
･･･わからない、ただ嫌いではないよ

志鶴さん
無理って、何がですか？

うるさい．．．．

志鶴

ならば、やはり僕は身を引いた方がいいだろう？

紗蘿

西岡
あんたも嫌いじゃないよ

紗蘿

心から愛することかな・・・

雄大

子供は正直な方が可愛いぞ？（笑い

そういうのはどうやら苦手なようだ
(クスッと苦笑いしては呟き

紗蘿

子供じゃない．．．．．

志鶴

志鶴さん
･･･そんな悲しいこと言わないで(眉を下げ

西岡
私だって苦手よ

そう．．．

紗蘿

西岡
･･･こんな私は嫌い？

どうだろう．．．．

紗蘿

雄大

なら、素直に思いぶつけろよ
大人ぶってウジウジするより格好良いと思うぞ？

紗蘿

ごめんな・・・
俺の中で、どうしても美命の笑顔がちらついて仕方ないんだ・・

西岡
･･･嫌い、よね(苦笑いすると数歩離れ

うるさいな．．．
君には関係ないだろう．．．．

志鶴

志鶴さん
･･･いいんです、それで(優しく微笑み

ただひとつ言えるのは
君が好きと言うことだ．．．

紗蘿

雄大

関係ないな
でも、見ててイラつくから言った

紗蘿

ありがとう・・・（悲しげに微笑み

ならば口出しはやめてくれ

志鶴

西岡
っ/////(真っ赤になり
･･･ょ(何か呟くと歩き去り

志鶴さん
でも、それでは妹さんが報われない･･･そろそろ幸せに眠らしてあげましょう？(穏やかに微笑み

．．．．？
なんか言ったか？
(不思議そうに呟けば相手を追い

紗蘿

雄大

はいはい

紗蘿

うん・・・（頷いて

ごめんな、美命
ありがとう、美命・・・（空を見ては何度も言い

．．．．
(相手に背を向けてあるきだし

志鶴

西岡
なんでもない･･･(走り去り

志鶴さん
･･･泣きますか？(優しく微笑むと腕広げ

雄大

（頑張れな・・・）

なんだよ．．．．
(ボソっと呟けば追いかけず

紗蘿

紗蘿

いい、泣くのはもうやめた・・・
美命に心配かけたらいけないから・・・（微笑み/抱きしめ
これで十分だから、少しこのままでいていいか？

西岡
･･･(置いてきて

志鶴さん
はい、いいですよ･･･(抱き返し

ごめん、落ちるな

紗蘿　

ありがとう・・・（強く抱きしめ

（じゃぁ、また）

志鶴さん
ん･･･(抱き受け

(わかりました！お相手ありがとうございました)

またまた寝落ち．．．．
れす返す


なんだよ．．．．
(ボソッと呟けばゆっくりとあるき

紗蘿

西岡
･･･気まぐれは、怖いんだよ

(私も返しとくね)

見っけ．．
(背後からゆっくりと近づけばそっと抱き

紗蘿

西岡
ひゃっ///(驚き

離さないからな．．．
(耳元で囁き

紗蘿

西岡
ば、バカッ//

大真面目だぞ．．．．？
(不思議そうに呟けば首傾け

紗蘿

西岡
･･･大バカよ、神様のクセに

駄目か．．．．？
(クスッと笑えば抱きしめ

紗蘿

西岡
責任、とりなさいよね///(抱き締め

りょーかい
(クスッと微笑み

紗蘿

西岡
･･････好きよ

俺も好きだ．．．
(クスッと微笑めば抱きしめ

紗蘿

西岡
･･･裏切ったりしないでね？

言っただろう
僕は君を裏切らないって．．．

紗蘿

西岡
うん･･･(微笑み

．．．．
(クスッと微笑めば相手の唇に自分の唇重ね

紗蘿

西岡
ん･･･

．．．．
(唇離せばにこっと微笑み

紗蘿

西岡
ふ、不意打ちよっ///(真っ赤

君は本当に林檎だな．．．
(クスッと微笑み

紗蘿

西岡
〜///(脱力

大丈夫．．．．？

紗蘿

西岡
すきあり！(ﾊﾞｯと相手の唇に自身のそれを重ね

んっ，．．．！？

紗蘿

西岡
･･･っ////(自分でやっていて恥ずかしくなり離れ

君にもそんな勇気があったんだね
(クスッと微笑めば頭撫で

紗蘿

西岡
いや、ぁの･･･//

ん．．．？

紗蘿

西岡
恥ずかしくて死にそう


(少し落ちます)

死ぬの．．．．？

紗蘿

(りょーかい)

西岡
うん///

(ただいま)

．．．．
(相手見ては頭撫で

紗蘿

西岡
な、なに？

別に．．．．？
(クスッと微笑み

紗蘿

西岡
何よ･･･(首傾げ

さぁー？

紗蘿

西岡
･･･もう(すね

拗ねるなよ～
(クスッと微笑めば抱きしめ

紗蘿

西岡
抱き締めても許してあげない

じゃあどうしたら許してくれる？
(上目遣いすれば呟き

紗蘿

西岡
･･･どうしよっかな

．．．．
(じー

紗蘿

西岡
まぁ、頑張って♪

ばーか．．．．

紗蘿

西岡
バカだもん･･･


(遅くなってごめんなさい)

でも好きだから．．．(ふいっ

紗蘿

(大丈夫だよー)

西岡
私も･･･好きだよ///(赤くなりながら微笑み

(ありがとうございます)

紗蘿．．．．(ボソッと呟けば抱き締め

紗蘿
(遅くなってごめん．．．

ヤッホー！
ミナサンお久しぶりデース！