アヤノ 2012-12-28 19:05:34 |
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((シンタロー君……(えぐえぐ←
覚えていてくれただけで嬉しいよ私は!
気長に返事待ってます))
…………す、きなのっ…(頭は、意外と冷静だった。空が綺麗な朱に染まってるのが見えたし、外の部活…おそらく野球部か何かの掛け声だって聞こえてた。生ぬるい風が頬をかすめていく感覚だってあった。だからこそ、後から今のことを振り返るって見ると、きっと羞恥と後悔でのたうち回ることだろう。そんな自分が想像できる。声は、きっと届いたはず。そこそこな音量だった…はず。なのに、雑音にかき消されてくれてたらいいな、なんて考えたりもして。「あ…いや、ご、ごめん」は、と、顔上げたら、近距離に彼がいたことで、テンパってそんな言葉が口から漏れた。どうするのが正解かなんてわからないけど、私の存在が、彼にとっては迷惑なだけなんてそんな事は、わかってた。でもやっぱり、どうしようもなく好きで。私はそんな事をぐるぐると考えながら、紅潮した頬を隠すように下を向き、トン、と彼の肩にぶつかったのも気にせず逃げるようにしてその場を離れようとした。
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