『――だってあなたの彼氏じゃないから・・・―』 いきなりココロの隅でそんな声がした。 何?誰なの?私が明人の彼女よ?誰なの,デマを言っているのは・・・! 「誰なのよ!!」 いきなり大声を出した。皆がこちらを向いている。 「誰,明人の彼女は誰?」 「茜?明人は私の彼氏だよ?」 加奈が小声で言った。 「あ,あぁ,あんた,私の彼氏をぉぉぉぉおおお!!!」 ―キャァー!!!― 気づけば病院のベッドの上だった。