神薙 悠 2012-12-02 13:24:40 |
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回想Ⅲ~少年期~
西暦誕生から1000年以上経ったある日・・・
11世紀末、とうとうイスラム教のニザール派が反発を強め暗殺教団を作り上げた。
当時ヨーロッパ諸国の統治下だった現フランスの地域の国民は、
イタリアからの第三回十字軍遠征によって十字軍の9割が殺されたことを、
彼等をフランス語で暗殺者の意を持つ「Assassin教団」として恐れていた・・・
また、それは十字軍にても同様で当時のコムネヌス王朝は遠征を中止せざるを得なくなった。
しかし、そんな彼らを僕は尊敬し、後後に教団の一員としてアサシン教に属した。
数千年の経験は当時になってやっと糧となり、現在で言うパルクールなども、
この当時から出来る様になっていた・・・。
僕は、出身地の荒地や砂漠で学んだ戦術を生かし、
大導師の為にこの身を捧げた・・・今でもその名残は残っている・・・
キリスト教徒の正装を真似た顔が被さる程のフードが着いた白い道着に、
東洋で作られた短刀と西洋の剣、さらに短い投射用のナイフと独自の武装を駆使し、
教団独自の戦術を用いて次々に聖戦という名の暗殺を行った。
僕はキリストの十字軍の理不尽な処刑を街の広場で何度も目の当たりにしてきた・・・
だから、これで奴等も解るだろうと・・・そして、アサシンの神も御救い下さるだろうと思い、
僕は掟に従って、只、任務を全うした。
だが、ある日大導師がキリスト教徒に連れ去られやむ無く十字軍に亡命した。
彼に失望した僕は教団を率いて第二の導師になり、彼を暗殺した・・・。
僕は教団を離れたが、後後にこんな噂が流れているのをアサシン教団員から度々耳にした・・・。
伝説のアサシン「アルタイル」に栄光有れ・・・と・・・w・・・
僕自身は、弟子の腕の立つ者に後を託し導師を離れていた・・・
数300年後15世紀、当時ルネサンス期と呼ばれた時代には、
「最強のアサシン」と呼ばれた者もいるらしいが、定かではない・・・
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