名無し 2012-10-29 16:00:09 |
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体育祭が終われば、次は芸術祭だ。
菜奈はピアノを弾くのが得意だ。しかし今年はピアノを弾かなかった。
今年は歌いたい気分だったのだ。
菜奈自体は歌は嫌いではないので芸術祭が楽しみだった。
芸術祭まではまだ2か月ほどある。
頑張って練習して優勝したかった。
芸術祭は10月27日…
「よしっ!!」
菜奈は気合を入れて練習に取り組んだ。
10月17日…。
芸術祭まであと10日だ。
朝練習にはほとんどクラス全員が集まって練習をしていた。
すると大樹が菜奈のほうへ歩み寄ってきた。
「菜奈!!誕生日おめでとう!!」
菜奈は驚いた。そうだった。今日は私の誕生日じゃないか…。
そして嬉しかった。
大樹が自分の誕生日を覚えてくれていたこと。
そして何より祝ってくれたことに…。
「ありがとう」
菜奈はそう一言言って微笑みかけた。
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