名無し 2012-10-29 16:00:09 |
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加奈はその間玲雄を連れてどこかに行っていた。
だからここで花火を見てるのは大樹と菜奈だけである。
菜奈にとってこれは加奈が作ってくれた最大のチャンスだった。
でも、菜奈は告白なんてできなかった。
自分に自信が持てなくて、何度もこんなチャンスを逃してきたのに…。
結局何も出来ぬまま加奈と玲雄は帰ってきてしまった。
でも菜奈はそれでも嬉しかった。
何よりもずっと大樹がそばにいてくれたことが嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。
七夕祭りからはしばらく会えない日が続き菜奈はさみしかった。
近所の祭りに行ったとき、菜奈は浴衣を着ていた。
大樹とすれ違った時、心臓が跳ね上がりのどから出そうになった。
でも今日一緒に来た友達にも1人大樹の事が好きな女の子がいる。
だから話しかけるとか絶対に無理だった。
だから…せめて…遠くから見つめていたかった…。
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