ふと、見渡せば、夜空には1輪の花が‥‥ あの綺麗な大きな花が儚く散っていく‥‥ 夜空のように暗くて、そんな夜空にのまれて行くように帰る人々‥‥ あぁ夏が終わる気がする。 地面の1輪の花は、雨に打たれても、風に吹かれても、負けずに咲いてきた。 とうとう、冬が近づくにつれ、元気が無くなる… また、雪解けまぢかに、元気に大輪を咲かせるだろう。