さくら 2012-10-07 03:06:56 |
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戦闘潮流
実はすごい男だったシュトロハイム───────
“柱の一族”サンタナに弱点の太陽光を浴びさせるべく、屋外に続く扉に向かうシュトロハイム。だが、左足をサンタナの触手に掴まれてしまう。ドアに手が届かない!
「あと!数センチのところで!おい、ジョースター!!ひとつ頼まれてくれるか!!俺の脚を切断しろッ!!そうすればあの扉に手が届く!」
「な…なにィー!オレにそんな残酷なことやれってのかーッ!」
「はやくしろーッ!」
「うるせーッ!医者でもねえ俺にそんなこと頼むなッ!」
「俺は誇り高きドイツ軍人!その程度の覚悟は出来てこの任務についておるのだーッ!お前らイギリス人とは根性が違うのだ、この腰抜けがめがッ!」
「やかましいッ!そんなに切って欲しけりゃ切ってやるぜーッ!このナチ公ーッ!!」
「ああ切って欲しいのだーッ!!」
「(くっそーッ、腰抜けかと思っていたが、こいつ土壇場で底力のある男だぜ!考え方は違えど敬意を表すぜシュトロハイム!)すまねえ!ウオオオオーッ!」
ドガッ!ジョセフは斧を振り下ろし、シュトロハイムは扉を開けた。ピッカアーッ!差し込む日光!やった!
…と思いきや、なんとサンタナはシュトロハイムの傷口(脚の断面)から、彼の体内に“ズルン!”と逃げ込んだ。
「うおおおおおおおーッ!お、俺の脚の傷口から体内にィイイイイイ!!」
「な、なんてこったッ!」
自分の体を抱きしめてワナワナ震えるシュトロハイム
「お、お、俺の体内にッ!サンタナがッ!」
次の瞬間、手榴弾を手にしたシュトロハイムの姿があった。
「こうなったら俺はもう助からん…自分ごとこいつを吹っ飛ばす覚悟よ!人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある--ギリシアの史家ブルタルコスの言葉だ。フフフ、さらばだいまいましいイギリス野郎…」
「やめろ!」ドゴーン!爆風で倒れるジョセフ。
転がりながら涙を浮かべて叫ぶ
「ちくしょうーッ!このヘッポコ軍人め、かっこつけやがってーッ!!」
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