小説:マ族の王

小説:マ族の王

マタタビ  2012-08-07 00:21:14 
通報
え~・・・どうもマタタビですw

今回は只引き籠ってるのもあれなんで、小説でも書いてみようかと・・・w
ぁ~・・・反厨二の人は止めておかないと、目が充血して心臓発作 が・・・

コメントを投稿する

  • No.10 by マタタビ  2012-08-09 04:21:56 


こんなつもりじゃ無かった・・・
過ぎたことを引き摺っても仕方ないのは解ってる・・・
でも・・・頭では理解していても・・・胸の奥底ではよく解っていない・・・
優しげに降り注ぐ雨も・・・今は少年を打ちのめしているかの様で・・・
重い体は・・・まるで・・・逃げられないことを示すかの様に・・・
俺の意思には従わなかった・・・
目の前の光景は信じられなくて・・・でも・・・逃げられない現実で・・・
後悔はしていても・・・それを・・・信じたくなくて・・・

少年は・・・最後の涙を流す・・・。

第二話:マ族

「っは!!・・・はァ・・・はァ・・・なんだァ・・・夢かァ・・・」
「るーちゃん、大丈夫??////」
「あ、あァ・・・」
「んじゃ、僕先に下行ってるねw////」

どうやら、昨晩は早々に眠りについてしまった様だ・・・。
いつもと違う天井を見上げて、昨晩の事を思い出す・・・。
自分でも、正直、理解出来てはいなかった・・・
只、後ろから誰かが支えてくれた気がして・・・なんとなく大丈夫な気がした・・・。
昨晩の無法魔族はどう考えてもおかしかった・・・そして、あの碧い炎・・・
全てが幻の様で・・・でも、全ては現実で・・・そういう所は昔も今も変わらない・・・か。
と・・・思いつつ起き上がり、天井から窓際に目を移した・・・。
朝日が燦々と照りつけるが、俺には嬉しくもなんともなく、眩しくて目を薄くした。

「よしっwここも終わりっ!!w」

窓の外から、完全に良からぬ声がして、窓の外を見た。

「しまったァw・・・;・・・」

そう、先程の赤毛の少女、パイモン=マドリド。
彼女を一人にすると、必然的に周囲の物が・・・

「俺の朝飯ぃぃぃぃ!!!!」

腐蝕する。
これは、意志的な魔法ではなく、自然的に出るものだと当人は言っている。
下はいつもの事として、窓の外を見る・・・。
庭には腐臭が蔓延し、それが二階まで立ち上って部屋に入って来た・・・。
そして、本来庭であったであろう場所は、キノコやカビや菌類の腐敗物質が
所狭しと敷き詰められている・・・。
俺は早足で階段を降りて、庭に出た。

「パイモン!!・・・パイモォン!!・・・」
「はぁ~いっ!!w」

菌類の固まった壁から一人の少女が顔を出した。
恐らく花などの水やりでもしていたのだろう。
いや、本人はそのつもりだったのかも知れないと言ったほうが正しいだろう。

「こっちに来いィw朝ご飯だァw;」
「いえっさぁ!!w」

そう言って近づいてきた・・・。
そして、近づくにつれ菌類は消え、俺の前まで来ると腐臭諸共完全に無くなった。

「助かったぁ!!w俺の飯ぃ!!w」

無論あちらの方も。
これはパイモンの腐蝕と同じで無条件で出る。
気づけば出来る様になっていた・・・。
しかし、修道院では問題ばかり起こしていた俺は、神父からも避けられていた。
しかし、昔から無法魔族や不良などには何故か普通の人よりも絡まれ安かった。
それが、偶然なのか必然なのか・・・そんなことはどうでもよかった・・・。
只、死にたくなかった・・・だから、戦った・・・
悔しかった・・・戦ってしまう自分を抑えられないことが・・・。
と、過去を振り返っていると、朝食が運ばれてきた。

「ほら、あんたらw出来たよw」
「ん・・・ありがとなァw・・・頂きます・・・」
「頂きま~す!!////」
「はぐっ・・・!!んぐ・・・むしゃむしゃ・・・」
「・・・;」
「召し上がれw・・・;」

食事を取りつつ皆で約一名を見る。
自分たちの10倍以上の量を自分たちの10倍の速度で食べているのだ。
一般的な魔族では考えられないことだが、幼馴染の俺は特に違和感を持たなかった。
魔族にも色々な種族がいて、魔獣の血を引くハーフなども多く存在する。

「ご馳走様w・・・」

それでもいつも一番先に席を経つのはアスモデウスだ・・・。
その後、俺達は食事を済ませた。
途中でアスモデウスが「食わないならくれ!!」と言ってきたので、
俺はOKを出したが、何やらヴァルは不服そうな顔でこちらを見ていた。

その後、俺達は食事を終えて居間でこれから今日どうするかを話し合い始めた。

「ん~・・・魔導皇貴族でさえ簡単には会えないのにどうするんだ??w;」
「取り敢えずはァ・・・魔法評議会『グリゴリ』に行くw」
「だが、あそこに行って何の得が??w」
「なんでなんで~??w////」
「あいつらは国内の魔法ほ全体的に管理している・・・皇族の奴らだって奴らの管理下だろォ・・・」
「「あぁ~w!!」」
「成る程なw」

どうやら全員に納得してもらえた様なので、今日はグリゴリの支部に行くことになった。
しかし、昨日の今日なので無理もないんだろうか、あの値段にこの屋敷は
いくらなんでも合わないと思い、未だに落ち着かない。
全員、必要携行品を各自部屋で用意して、玄関を出た・・・。
と、鍵を締め終わって振り返ると、一話の白い鳥が飛んできた。
よくよく見ると、一通の手紙を加えていて、旋回しながらこちらに飛んできた。

「な、なんだァ??w」
「ん??・・・」
「どうした??w」
「ほぇ??////」
「ディアー・・・ルシフェル・・・お前当てじゃないか??・・・」

ヴァルが鳥が運んできた手紙を俺に回した。

「何が書いてあったの~??////」
「あ、あァ・・・w;」

俺は手紙を書いてあるその儘に読み上げた。

「Deer Lucifer

皆様、お元気でしょうか??
アースガルズでの噂を聞きつけ早急に連絡させて頂きました。
その件も御座いまして、その館も極端な破格で提供させて頂きました。
その見返りというわけでは御座いませんが、
一度、投函に来ては頂けないでしょうか??
マスターがお会いしたいそうなのです。
お時間ご都合の調整が付けて頂けるのであれば、
お考えになって頂きたいです。

ギルド:ニルヴァーナ                       」
「に、ニルヴァーナだと・・・??・・・」
「なんだァ??知ってんのかァ??w・・・」
「国家的に働く魔族が最も多いギルド・・・称号授与の魔族も多数所属する最高峰のギルド・・・」
「はぁ・・・そうなのかw・・・そんじゃぁどうするかw・・・」
「一日の計画変更ォw・・・ギルド・・・ニルヴァーナに向かう・・・」
「了解w・・・」
「へいへい・・・ww」
「りょーかーい!!w////」

俺達は早速、必要な物を持ってギルドへと向かった・・・。
しかし、これで朝のモヤモヤした疑念も解けた。
国家都市ニヴルヘイムが誇る最高峰のギルドが仲介役を引き受けたのだ。
どんな状況下にあっても納得がいく。
しかし、見返り等ないとあって安心したが、なら何故俺達の様な下級魔族が
そんな最高峰のギルドに呼んで貰えたのか、少し疑念が渦を巻いた。
そして、数十分後・・・

「ついたか・・・」
「ついたなァ・・・」
「着いた・・・w」
「でっか~い!!w////」

そう、俺達が着いた先には、真ん中に聳える建造物から、更に左右に伸びる巨大な紅い屋根。
真ん中の屋根の少し下の壁には緑の旗だろうか??・・・
兎に角、旗の様な物が垂れていて、旗の中心にはギルドのマークであろう紋章が刺繍してある。

「と、取り敢えず、中に入ろォ・・・;w」

震える手を扉に掛け全員で頷き合い扉を押した・・・。
扉の奥に広がったのは、大きな集会所・・・いや、この大きさは集会所どころの大きさではない。
数百人・・・いや、数千人は優に超えているだろう。
その内、入口付近の数人が不思議そうにこちらを見ている。
俺達が気まずそうにしていると、
奥から耳の長い顎に髭を生やしニヤついた表情の痩せた白いタキシード姿の男が現れた。

「やぁやぁ・・・こんにちわw・・・私はここ・・・
ニルヴァーナのマスターをしています・・・『メフィスト=フェレス』と申しますw・・・」

後方で皆は口を閉ざして固まっていた、普通用事があったとしても、
受付嬢の方から要件を言い渡されるだけで、マスターが出てくるというのは、
ギルド全体に関わるようなことでもない限り、滅多に起こることではないのだ。
それが、この様な最高峰のギルドで起こってしまった。
周囲のギルドメンバー達も、口を閉ざして固まっていた。
すると、マスターと名乗った男は背後のメンバー達に向けて口を開いた・・・。

「皆さんは、気にせず続けて下さ~いw・・・」

その一言で、再びギルドの中はガヤに包まれた。
男は再びこちらを向いて口を開く。

「ギルド・・・ニルヴァーナへようこそ~w・・・
君たちを今日、ここに招かせて頂いたのは、他でもない・・・
君達・・・ニルヴァーナに入りませんかぁ??ww・・・」

「はァっ!?」
「はいっ?!」
「えっ!?」
「ほぇっ?!」

全員が驚愕だった・・・普通、下級魔族の俺たちが、何の審査もなく入れるような場所ではないのだ。
ましてや、ギルドに履歴も審査も必要ないなんてそんなことは基本的に常識外だ。
しかし、これは俺たちにとってまたとないチャンスでもあった。
ここで功績を上げれば、少なくとも魔王位には近づけると思った。
俺達は話し合う期間を与えられたが、迷う間も無く即刻所属することを望んだ。

「それではぁ、お願いしますねぇw・・・
チーム:ルシフェルw・・・」

俺達は登録証を発行してもらい、ここに招待された理由を聞かされた。
なんでも俺が知り合いに行った時に俺の知り合いとこの男が偶々知り合って、
格安の物件が一つ余っているんだがといったところ、
俺たちが丁度欲しがっているところと重なって、
過去の経歴からここで働くことで、ギルドに貢献していただきたい。
無論、その為の処置などは惜しまずやるし、報酬なども普通の倍以上に出るらしい。
俺達は、ここで夢への第一歩を踏み出した・・・。

待っていろ・・・魔神王・・・。
俺達の夢は、ここから始まった・・・。

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:その他のテーマ







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック