小説:マ族の王

小説:マ族の王

マタタビ  2012-08-07 00:21:14 
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え~・・・どうもマタタビですw

今回は只引き籠ってるのもあれなんで、小説でも書いてみようかと・・・w
ぁ~・・・反厨二の人は止めておかないと、目が充血して心臓発作 が・・・

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  • No.1 by マタタビ  2012-08-07 03:16:02 

第1世代生命・・・神々の世界・・・

今から遠く離れた昔・・・まだ、神々でさえ人類など生まれると想像もできなかった頃・・・

神々が平穏に暮らしていたある日・・・突如、神々に異変が起こった・・・

死と破壊を司る神『オーディン』が数千極人の第2世代生命『神族』を連れて、

別の次元を切り開き、そこに自らの世界を作り上げたのだ・・・

神々はこれに対し、反感を持ち、後の魔界史上の戦記を大きく揺るがした・・・

しかし、オーディン・・・後の『大魔神王サタン』の親族を種に作り上げた第3世代生命・・・『魔族』・・・

これらには魔力という生命力を創造し、凡ゆる『現象』を力として魔法を魔族たちに与え、

自身の体をも魔力によって変異させた・・・

これらには神々を手を焼き・・・仕舞いには『大魔神王サタン』の作り上げた魔法兵器・・・

『魔神』や『サタン』自身との衝突により完全に消滅した・・・

これは・・・この『ゲヘナ』で・・・王を目指す・・・一人の男の物語・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

全次元の全てを手に入れた男・・・『魔神王ルシファー』・・・

彼が全次元に向けて言った一言は・・・この世の魔族を大きく駆り立てた・・・

『お前らァ!!w何が欲しィ??・・・金かァ??・・・権力かァ!?w・・・力かァ?!w・・・
 そんなもんだったら幾らでもくれてやる・・・
 
 だがァ・・・俺ァ・・・満足出来ねぇなァ・・・
 そんなもんの為に誰かに縛られんのかァ??てめぇら・・・世界を求めろォォォォォォォォ!!w』

エピローグ:夢

『ん・・・』

・・・きろォ・・・ォきろよォ・・・

『ルシィ、起きろってェのw』

『ん・・・ふァァ・・・』

聞き馴れた声が・・・重い瞼を叩く・・・
鉄製の車輪と線路が擦れる音が向こうに見える山に木霊しているようだった。

『どうしたんだァ??お前らしくもないw・・・
 今朝も寝坊してたし・・・大丈夫かァ??w・・・』

『煩い・・・ってか・・・顔近い・・・;』

『うがっ・・・?!何ふるんら・・・!?;』

むさい顔を押しのけて、席に押し戻す・・・
銀色の髪が昼の日の光に反射して、寝起きの俺には普段増しに眩しく感じた・・・。

この男、『アスモデウス=ノーエミネルヴァ』・・・
食欲旺盛で何でも食べる。俺の幼馴染であり、俺と唯一の同い年。
正直、こんな奴が幼馴染とは・・・我ながらどうなんだろう・・・

『あんたら・・・煩い・・・。』

前の席に座っているドレスローブの紺碧色の長髪の女が言い、何か手が光った・・・

『・・・?!・・・ゥっ・・・』

『ぁっ!!コラ!!ヴァル!!太陽の幻影はルシィにはダメだって・・・;』

『煩いね・・・先に煩くしたのはそっちでしょ??・・・自業自得・・・w』

この女、『ヴァルモス=ディアマンテ』・・・
幻影の魔法を使う魔族。自称魔性の女らしいが詳細は不明。旅の仲間。

『だからってなァ・・・;』

『煩いねぇ・・・』

『はぁ・・・全くどうしてこいつは・・・ん・・・??何か臭い・・・様な・・・??;』

『今日のおべんとはぁ~・・・何だ!!☆』

ヴァルモスの隣で、短髪の少女がビニールを漁っている。

『だぁぁぁぁ!?お前がそれはぁぁぁぁ!!・・・』

アスモデウス焦って止めると、少女は無邪気な微笑を浮かべた。
だが、アスモデウスは石像と化したかの如く硬直していた。

それもそのはずだ・・・弁当が丸々一つ腐海になってしまっていたのだから・・・。

『せ、折角駅で買った弁当がぁぁ・・・』

アスモデウスが情けない声をあげると、ヴァルモスが本から目を動かさずに言った。

『いいじゃない・・・弁当の一つや二つw・・・』

『・・・?!お前正気か?!弁当がなくなったんだぞ!!;』

『煩い、むさい、寄るな、それに・・・あんた・・・駅で弁当50個位頼んでたでしょ!!;』

『煩い!!こっちはこれだけが楽しみで・・・ぅぅ~・・・』

等々泣き始めてしまった・・・こうなるとこいつは、非常に面倒臭い。
食べ物の恨みは本当に恐ろしい・・・と、此奴を見ていると腐る程実感出来る・・・

『えへへ~・・・;あっちゃん・・・ごめんね??;・・・』

紹介が遅れたが、この少女『パイモン=マドリド』・・・
腐食の魔法を使う魔族。どんなに難易なものでも触れれば確実に・・・
触れなくとも周囲は腐食していく。

『おのれぇ・・・はむ・・・もぐもぐ・・・』

言い忘れたが、
アスモデウスは本当に『何でも』食べられる・・・ちょっと変わった魔法使いだ。

『ん・・・??起きたか??wルシィw』

『あァwそろそろ弁当でも食うかww』

『ぅぅ~・・・』

泣くアスモデウスと腐臭で大体の検討は着いた。

『あァ~w泣くなってw;俺の弁当半分やるよォw;;』

『うぉ!!マジか・・・!!wありがとう親友!!w』

単純な奴・・・。
だが、俺自身も割と小食なので別に構わなかった・・・。

『あんた・・・本当に小食ねぇ~w・・・』

『大丈夫だよォw足りてんだからァww』

『はぁ・・・いつ倒れても知らないよ??w・・・;』

『次は~・・・ニヴルヘイム~・・・ニヴルヘイム~・・・
 お降りの際は、お忘れ物御座いません様ご注意下さい・・・』

車掌の声と車輪の鈍い音が重なってよくわからなかった・・・が、
確かに・・・昔、俺が嗅いだ匂いと全く同じ匂いが嗅覚をつついた。
来たんだ・・・都市ニヴルヘイムに・・・

親父の言葉が胸を打つ毎日・・・俺はずっとこの街を目指していた・・・

どうだ・・・来るか??坊主・・・

今でも・・・残っている・・・あの情景・・・俺は・・・まだ行けなかった・・・

そうか・・・じゃぁ、お前は来れるようになったら来いw・・・あばよ・・・wルシフェルw・・・

そう言って・・・親父は姿を消した・・・

あれから・・・2千万極年・・・この時を・・・ずっと待ち詫びていた・・・

『さて・・・』

『御馳走さん・・・w』

『ほぇ??w・・・』

『うしィ・・・行くかァw・・・』

俺は・・・親父に・・・この世の全てを統べる男に・・・
見せてやるんだ・・・俺が・・・あの人の息子だって所を・・・!!・・・

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