蒼空 2012-07-20 23:04:39 |
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「時間が…無い?」
俺は馬鹿の様に呟いた
「そう…証拠とかは何も無いけど
多分…もう少しで『爆発』する」
彼女が眼鏡を正すとレンズが一瞬光った用な気がした
そして俺は爆発の単語に震え上がった
隣で話を聞く聖川もおそらく同じ気持ちだろう…
「先生…なんで証拠が無いのに爆発
するなんて解るんですか…?」
聖川はおずおずと口を開いた
「……私、さっき廊下である女子生徒と
すれ違ったの…分からないけど、なぜか彼女が
言い放った言葉が耳から離れないの…」
その時に俺は逃げている途中に一瞬すれ違った女子生徒
を思い出した
「それって…もしかして…」
三人は同じ言葉を言い放った
「「「爆発まで、あと10時間…」」」
俺達は、互いの顔を見ながら暫く沈黙した
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