澪香 2012-07-05 22:43:03 |
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第1章「始まり」
ヂリリッ、ヂリリリリッ。
「……ん…」
ヂリリッ、ヂリリリリッ。
「うる…さい…」
私は布団から手をのばし、目覚まし時計を止める。
もう、私の睡眠の邪魔しないでよね…
私は目を閉じようとした…と、同時に部屋のドアが開いた。
「おい!未桜!いつまでねてんだよ!」
誰かが、部屋の中に入ってきた
「……後、5分…」
「はぁ!?5分も待ったら遅刻決定だ!とっととベッドからでろ!」
うるさい…
何言ってんの…
遅刻ってどこによ…
「………あー!!」
私はベッドから跳ね起きた。
「ちょっ!遅刻する!なんで早く起こしてくれなかったのバカー」
「起こしてやっただろ!……ってお、おい!」
「…ん?何?」
悠也は顔を赤らめて私から目を逸らした。
「……格好」
ボソッと一言。
「格好?」
私は自分の格好を見た。
「……キャーッ!」
私は上半身下着姿だった。
「どこ見てんのよ!変態!///」
「お前が悪いんだろ!…いてっ!!枕なげんなよ!」
「うっさい!早く部屋からでてよ!」
「わかったって!」
悠也はそう言うと部屋から出て行った。
ふぅ…、最悪だ
下着姿見られた…
ハズい///
幼なじみとはいえ、さすがにヤバかった。
悠也とは、家が隣同士で小さい頃から一緒にいた。
今もこんな感じで、毎朝起こしに来てくれる。
意外に良い奴だったりする。
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