小説 ★2080年の黒魔導師★

小説 ★2080年の黒魔導師★

ナルガEX  2012-06-15 17:49:11 
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最近、「小説」の文字が多くなったのを見て、僕も書こうと思った今日この頃のナルガEXです。SF、ファンタジー、バトル、シリアス(?)な小説を書いて行きます。誤字脱字があればご指摘よろしくお願いします。中二病さながらの物語が苦手な人は読まない方がイイですね(^_^;)

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  • No.1 by ナルガEX  2012-06-16 23:52:24 

アメリカ、ロシア、フランス、日本などの国々では科学開発競争が勃発し、2024年〜2043年にかけて高度な科学技術の発達が本格的なものとなった。
ところが、2048年に地球の火山活動が脅威的に活発化し、人類は未曾有の事態に陥る。その時代の科学でもっても自然の大いなる力の前ではなす術はなく、被害は刻々と拡大して行った。

しかしその様な危機の中で唯一、1つの団体がその姿をあらわし、動き始めた。
それが魔術議会である。世間の闇に葬られていた議会は独自の判断により、魔術をもって火山活動を1年という尋常ではない早さで沈静化。魔術師は英雄として崇められるようになった。
 
結果的に活動は止んだものの各大陸が削れ、くっつき合い全ての国々は一つの大陸(第二世代パンゲア大陸)となり、森林はアジア大陸、北アメリカ北部を除いて全滅した。大陸の1/4は砂漠と化し、人々はドーム型の街を建設しそこに住むようになった。いろいろ代償はあったものの、過去よりも良い暮らしが送れるまでにもなった。しかし、魔術と科学という正反対の者同士が心を許しあう筈もなくどこか魔術師に世界は不信感を覚え続けている(火山活動が故意にしかけられていたなどと思われる)。各国の情勢が更に悪化する事を見越して、アメリカ合衆国国防総省は各地で暴動やテロなどを起こす非社会的組織の弾圧沈静化の為に2種類の部隊を編成、世界各国に送り込む。(しかし、各国はその事について疑問に思っている)そして今、一人の男が街へと入ろうとしていた。




年表


2019年 バイオテクノロジーの技術が一時的に加速。他項目の分野の技術進歩の基盤となる。


2024年 先進国による、技術競争が始まり科学技術の急激な進歩が始まる。


2043年 資源枯渇の可能性が懸念された為、知的創作物の生産制限が設けられる。


2048年 火山活動の活発化による、世界規模の自然災害。


5月 魔術議会の始動。火山活動の沈静化を謀る


2049年 魔術師により火山活動を沈静化。統計結果、約3億人が災害によって死亡。


2053年 国際魔術議会連盟(CLFM)設立・国防総省にSOTM(魔術特殊作戦軍)設立、USSOCOM(アメリカ特殊作戦軍)の隷下となる。


2057年 都市の復興が困難な為、ドーム型都市の建設を開始。


2064年 街建設がほぼ完了し、日常生活に必要なシステムが確立。


2076年 ジョーンズ・レバノンが大統領就任


2080年(現在) リーン・ガイザス大統領就任

  • No.2 by ナルガEX  2012-06-23 14:31:32 

※この物語はフィクションです。実際に存在する団体や地名などが稀に出てきますが、一切関係はございません。(一度これがやりたかったwww←)



第一話



神はどうして残酷なのだろうか……何故理不尽なのだろうか……。

人は、自分の持つ能力に苦しみ、悩まされる。

能力の限界、能力の性質……。人はそれに逆らえない……。

人の本質を覆す物。それが魔術なのである……。

神は人に言葉を与えた……。それこそが魔術の始まりだった……。

では、科学とは何であろうか……。

科学は人に始めて宿った「罪」から造られた創造なのかもしれない……。


◆◆◆

『データ認証。指紋認証システム……チェック。静脈認証……チェック。網膜認証……チェック。指名エイン・アルバート。犯罪履歴無し。入街を許可します。しばらくお待ちください。』

中肉中背の男、エインは機械からカードを抜き取りため息をつく。

手で髪を梳かし、顔をあげると強い風が吹き付け整えた髪がボサボサに戻ってしまった。
エインは舌打ちをし、風に運ばれた砂をジーパンから払い落とし、赤い薄手のジャンパーの乱れを直した。

首からかけている鉄製の護符をいじっていると二重扉が自動的に開き、エレベータールームが現れる。

エインはそこに入りエリア8と書かれたスイッチを押し、壁に寄り掛かってそのまま動かず目を瞑った。

窓の外は人口的に作られた青い空が広がり、今までいた地上がみるみると離れて行く。

2分程度経っただだろうか。エレベーターのドアが開いた。

目の前には「Welcome to Kimero」(ようこそキメロへ)と書かれてある。

エインはフードを被り、ジャンパーのポケットに手を突っ込んで歩きだし横目で周りを見回す……が、人の姿は見られない。

目の前には塔の様にそびえ立つビルの大群のみがそびえ立っていた……。



エインはビル群の中でも一番高い建物の前に立っている。

手には鉄製の護符が強く握られている。

扉に左手をかけ、開けながら右手に握る護符を胸の高さに持って行き、周囲を警戒しながらエインは建物に入った。

中はホテルのロビーの様な構造になっていて、フロントやテーブルなどが配置され普段どうりならば、快適に過ごせる空間となっている。

綺麗な花を咲かせている植物もあるが、エインの目は植物ではなく人影の無いフロントに向けられていた。


すると突然、アサルトライフルらしき銃を持ったスーツ姿の男がフロントデスクの影から現れ、引き金を引く。

聞き慣れている乾いた発砲音がロビーに響く。

しかし、エインが反射的に左手をあげると男の持つ銃が引き寄せられて左手に収まり、弾丸は右手に引き寄せられ消滅した。

男は背を低くして走り寄りナイフを取り出して攻撃を加えようとしたが、エインは男のナイフを蹴り落とし、そのまま回し蹴り。

蹴りは右頬に当たり、その男はあっさりと伸びてしまった。

この間約4秒。文字通りの電撃戦となった。

すると、ロビーに拍手の音が響き渡る。
エインが振り向くと、一人の男が立っている。

「いやぁ、素晴らしい! 君を雇って正解だったよ!」

「フレデリック。俺は雇われたつもりはない。依頼を引き受けただけだ。それにだ、俺の蹴りで伸びるような奴に警備は務まらないと思うぞ。」

そういいながら、エインは伸びたスーツの男を見る。

「流石に私はそこまでバカじゃないよ。あの子は新人。まぁ外の世界を教えてあげたってだけだけどねっ!」

気がつくとスーツの男は何時の間にか起き上がっていて、二人の話を聞いていた。

エインは男に銃を返し、「悪かったな」と一言。

男はただ黙ってフロントの奥方に消えてしまった。

「さてと、状況を説明してもらおうか。」

そういいながらエインはテーブルの前にあるソファーに座った。

◆◆◆

エインの目の前には「エリア9 WARNING」と大きく書かれた隔壁がそびえ立っている。

『昨日の午前8時にエリア9で爆弾テロが起きたんだ。幸い死者は出なかったらしいけど、犯行グループにエリア9を制圧させられてしまい、エリアの住人も何人か人質にされてしまって……。エリアを隔離して、うちの警備会社の人間が外に出ないように重装備で待機しているからエリア9からは逃げていない筈。エインさんには、犯行グループの拘束と人質の救出をお願いします。それと、その人質の中には大統領もいるらしくて少し厄介なんだ……。だから、そこ点もお願いね。』

というのがフレデリックの依頼だった。

そこの点と言っても、どの点なのかがイマイチ分からないが……。

「まったく、無茶させる気だな……。後で追加料金請求してやろう。」
そんな事を呟きながら、エインは魔方陣を背後に四つ立ち上げる。

目を瞑って意識を集中させ、隔壁を指差す。

すると、魔方陣が回転を始める。

次の瞬間、 物凄い轟音と爆発音を発しながら魔方陣は術を放つ。周りには視界が完璧に遮られる程に砂埃が舞う。

「ケホッ!ケホッ!やべぇ、加減し間違えちまった。まぁ、いいや。修理費は街に出してもらえば。」

エインは隔壁に大きな穴が空いていることを確認すると術で抉った地面に足を取られないように気をつけながら、エリア9に入った。


しかし、エインが入ったそこには信じられない光景が広がる。

街が破壊されているわけでは無い。犯行グループらしき人間達が周りに倒れこんでいた。いや、倒れている事はどうでも良い。

問題なのは、その中心に居る少年だ。

少年は目が虚ろになっていて、体から青白いオーラを放ち服は返り血らしき液体で赤く染まっている。
まるで、悪魔が地上に降臨したかのような地獄絵だった。
目を逸らしたくなる様な物も中にはある。これまで17年間生きてきたが、このような物は見たことがなかった。

腕は力が抜けてだらんとしている。

今日街に来たのが正直間違いだったかもしれない。

エインが口を開きかけたその時だった。
少年は目を見開き、波の様な物を出した。

突然の不意打ちにエインは反応しきれず、正面からそれを食らう。
体に焼けるような痛みが走り、そのまま気を失った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ひとまず、第一話は終了♪

なんか、戦闘シーンが上手くかけない所は気にしないで(^_^;)

世界観で分かりづらいと思うところは、ここで説明します。


あと、「オリキャラナリチャ」によく居る人は分かると思いますけどこの物語の主人公……(ry


  • No.3 by ナルガEX  2012-06-26 20:18:31 

続きです!より良く仕上げるために改定されるかもしれませんが、そこはご了承ください(−_−)


ーーーーーーー

第二話 その1



エインは見知らぬ場所を彷徨っていた。水もなく、食料もなく、とこまでも続いて行く砂の道を歩き続ける。

喉は完璧に乾き切り、空腹で腹が軋むように痛んだ。

意識が朦朧とする中、目の前に白いローブを着た女の人が立っていた。

女は林檎を差し出し、無言で微笑む。

エインはその林檎を女の手から奪い取り、喰らい付いた。

その時だった。

急に足に力が入らなり、そのその場で地面に倒れ込んでしまった。

女はそんなエインを見下ろし歩み寄って何かを言ったようだが、エインはそれを聞き取る前に気を失ってしまった。

◆◆

エインは物音と、何かが動く気配で目覚めた。

目の前が霞むが、周りはどこかの宿のようだ。

「あ、目覚めましたか?」

声の方を見ると、何処かで見たことのあるような男がこちらを見ていた。

「えっと……。誰だっけ……?」

少し頭が痛く、記憶があやふやな状態だった。何故か夢の林檎の残像がぼんやりと頭の中で漂っている。

「まったく、依頼人の顔を忘れないで下さいよ。フレデリックです。まぁ、3日も寝込んでたら仕方ないと思いますけど……。あ、依頼の方はこちらの警備会社で処理してありますので大丈夫です。まぁ、ほとんど片付けてくれたらしいので良かったですけど……。」

そんなことを長々と語りながらフレデリックは水のような物をグラスにいれて持ってくる。

「気付け薬です。少しスッキリすると思いますよ……。」

エインはそれを受け取り飲んだ。少し、喉の奥に苦味を感じたが、少しスッキリしたようだった。

「んで、俺は何日寝てた?」

エインは頭を掻きながら言った。少し体が怠い。

「3日です。まったく、良い歳して3日も寝込むなんてみっともないですよ!」

3日……。その言葉を聞いてはたと気がついた。気絶する前に居たあの化け物(少年)が3日間野放しにされていた事になる……。

「今の被害状況は?」

少し頭がボーッとするせいか、この言葉を発するのが精一杯だった。しかし、

「被害?それはどういうこと?」

「俺が気絶する前は、ちょっとした化け物がうろついていた筈だが……。」

そう言ったものの、フレデリックな何のことか分からないようだった。

「……何があったんですか?」

フレデリックは少し心配そうに聞いた。

その後エインは水を貰ってからあの時の出来事を一通り話した。

最初のうちは、まだ喉の痛みもあったので話はなかなか進まなかったが、少し薬が効いてきたせいか説明が終わる頃にはハッキリと言葉を発せられるようになっていた。
カーテンの隙間からは太陽の光がさしこむ。

「なるほど……。その少年はいささか気になりますねぇ……。」

少し目を細めながらフレデリックは考えている。

「あ!信じてないだろ?」

「そんなことありませんよ。今の世の中で魔術は使えなくても、生まれながら持つ能力だけで相当な力を持つ……なんて人もいますし……。幼少期に能力の覚醒が起こって発動するケースもあるらしいですよ。たしか……最新のギネスブックでは3歳7ヶ月だったと思う……。」

「でも、そいつは次の年にその能力が原因で死んじまったんだろ?俺が見たのは、大体小学生ぐらいだったが安全圏は20過ぎだ……。それに、俺が常時展開しているシールドを突き破る程の威力だった……。生きてられるとは思えない……。」

エインは試しに目の前に向かって小さな炎を放つが、青白い半透明な壁に阻まれ消滅する。

「まぁ、科学でも解明できないほどですし……。何か例外的な物もあるのでは……。」

ここで、論争に邪魔が入った。ドアからノックが聞こえたのだ。
そのノックに気がついてフレデリックは立ち上がり、ドアを開けた。

すると、そこには軍服を着た男が立っていた。

  • No.4 by ナルガEX  2012-08-06 23:34:21 

お久しぶりです。

前回は最後の方で軍服の男を出そうとしてましたが変更しました(⌒-⌒; )では、続きをどうぞ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


すると、そこにはスーツを着た男が立っていた。

「ここに、怪我人がいると聞いて来たのだが……」

そういいながらその男はフレデリックを押し退けて部屋に入ってきた。

「ちょ、ちょっと!何なんですかイキナリ!」

フレデリックが隣で騒ぐが、その男は聞きもしていなかった。

「……誰だよ……。」

「突然すまない。私はキメロ第4区画FBIのライアン・ホレストだ」

ライアンは胸ポケットから警察手帳を出して見せた。

「警官が俺に何の用だ?」

エインは頭を掻きながら、面倒臭そうに言った。

「少し聞きたいことがある。一旦、署まで来てもらえないか?」

「俺には呼ばれる様な事をした覚えはないが?」

「あぁ、言葉が悪かったな……。少し捜査に協力してもらいたい」

「捜査と言うと、エリア9の爆発テロの件ですか?」

フレデリックはそう言ってライアンに麦茶の入ったコップを渡す。

ライアンは麦茶を受け取り、そうだと頷いて一気に飲み干す。

「フレデリック。俺のベルトはどこだ?」

「あぁ、それなら机の上に置いてあるよ」

そう言ってフレデリックはリビングルームのテーブルを指差す。

そこには茶色で幅が少し広めのツールベルトが置いてあった。
銃や、ガイドブックなどは入ったままだ。

「よし、それじゃあ、行くぞ」

そう言ってライアンは部屋を出て行く。その後にエインは続いた。

宿から出ると、迎えの車があった。エインは気が付かなかったが、上空ではそれを見張るように旋回する消音ヘリコプターが飛んでいた。


◆◆◆

5の数字が点滅して、エレベーターのドアが開いた。

出ると、外部の人間は珍しいのか仕事中の職員や警官からジロジロと見られている。

しばらく歩くとライアンはドアの前で足を止め、壁に付いているモニターの様なものに親指を押し付ける。

「警察署にも指紋認証システムが付いてるのか?」

エインは宿を出る時に管理室のドアにも同じような物がついている事を思い出した。

「あぁ、これは静脈認証。部外者の立ち入りを制限する為に一昨年に導入したんだ。捜査資料などの紛失があったからね」

ライアンが言い終わるとドアが音を立てて開いた。中は、予想通り刑事ドラマでよく見る取調室だ。

お互い、椅子に座ると早速ライアンは本題に入った。

「まず、これを見てもらいたい」

そう言って一枚の写真を取り出す。そこには、人の手の甲の写真でそこには黄色い魔法陣がポツリと浮かんでいた。

「錯乱の術式。術者が意識して発動できる遠隔操作型といったところだ。消滅させるのが難しいタイプだから、だいぶ厄介だ」

エインはそこから見て取れる事を全てライアンに言う。

「それが捕まえた者全員についてて、取り調べすらままならない状況だ。多分、口止めか何かだと思うのだが……テロごときにそんな事が必要なのか……?」

ライアンは机に肘をついて考えていた。

「まぁ、術を溶くにはそれなりの術者に頼まないと無理だぞ。でも、首謀者は捕まえたんだろ?」

エインは足を組んで言った。

「あぁ、だが少し妙なんだ……」

「なんだ?」

ライアンは一枚の男の写真を取り出して腕を組む。

「こいつを知ってるか?」

「いや、知らない」

エインはその男に見覚えが無かった。

「こいつが今回のテロの首謀者だが……。」

ライアンはそこで一息おき、エインを睨みつけて言った。

「前に雇われたと言ってる」

「……はぁ?」

エインはここから話の流れが掴めなくなっていた。

「脳波の検出をした所、グループのメンバーの他にお前の顔も出てきたぞ」

何かがおかしい……。そう考えている内にライアンは続ける。

「逃げようとしても無駄だぞ。銃はフロントに預けてあるし、魔術も媒体がなければ使えまい。」

ここでエインは口を開いた。

「科学側が魔力を無効果出来るとは思えないが?」

さらに、質問をしようとするがライアンがポケットから取り出した球体に目がいった。

「これはWSD|(波動抑制装置)、通称「ウィーズ」。 恐らく外部の人間が見たのはこれが初めてだ。NASAで極秘に開発された物だからな」

「それが何だ?」

エインが質問すると、待ってましたと言わんばかりに説明を始める。

「魔術は全ての物体が保有する"波動"を媒介して発動させることができ、攻撃魔術は波動の"広がる力"を抑制し、膨大なエネルギーを作り出してから一気に破裂させる。つまり、魔術は波動が無くては使用する事が出来ない。その点を利用して波動を無力化させ、術を使用出来なくさせる装置だ。何か質問は?」

エインはただ黙るしかなかった。

ライアンはつまらなさそうにその様子を見るとWSD(ウィーズ)をポケットに突っ込む。

「よろしい。では個人的な質問だが、お前はなんの術を使った?」

エインがなんの事だと質問する前にライアンが口を開く。

「術者が発する魔力は波動を媒介して発動する。ここまでは良い。使用された波動は役目を終えたあと、作用した物体に微量の振動を残す。これは消えることは無く、半減するだけだ。まぁ、銃で言う硝煙反応だがその振動が計測できない。これはどう言うことだ?」

「どういうことだと言われても俺は知らない! こっちも今の状況がよく分からないんだが……」

エインはライアンに言ったものの、無視する様にライアンは続けた。

「まぁいい。時間はじっくりくれてやる。あとは自分でどうすれば良いのか考えるんだな!」

そう言って部屋の隅に取り付けてある監視カメラを見て立ち上がり、エインのシャツの袖口を掴んで引っ張る。

「手錠は無しか?」

エインはライアンに聞いた。

「その質問はするな! とにかく来い!」

ライアンは怒鳴り、取り調べ室のドアを開ける。

そして、エインを連れ出した時にエインのポケットに手を突っ込み耳元で呟く

「後で読んどけ……」


そのままエインは監獄の中に入れられた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここで第二話は終了。
なんか微妙だなぁ……。

取り調べのギクシャクさはワザとですが、流れが上手く行ってませんね……(⌒-⌒; )

  • No.5 by ナルガEX  2012-08-18 19:27:22 

☆残念なお知らせ☆

小説のデータが吹き飛びました。

書けることにはかけますが、しばらく時間がかかりそうです。

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