mutsuki 2012-05-21 06:34:14 |
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『街に入ったようだな。ではブリーフィングを開始する。お前は戦う必要はなく、監視がお前の仕事だ。現在その街の兵器製造率が大幅に上がってる。』
「要するに、兵器製造工場の監視、兵器の輸出、進軍状況の監視と言ったとこか?」
エインは無線機に向かって言う。
『そういうことだ。必要最低限戦闘までは良しとするが、痕跡は残すな。あくまで潜伏、監視なんだ。』
「了解です。適当に観光でもしながら……。」
『まぁ、その方が目立たないからな……。ただ、目的を忘れるなよ?』
「はいはい、分かりましたよ……。盗聴されてると厄介だから、もう切るぞ。」
エインは無線機の電源を切り、立ち上がる。
周りは湿った臭いが漂う路地裏だ。
エインは路地裏から出て、流れゆく人混みに紛れた……。
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