沙織のSS（？）小説置き場

　　　　　青い空
私たち、付き合って１年になりました。彼氏の三樹和真（みきかずま）がどんな事をしてくれるのか楽しみです！
プルルルルル、プルルルルル、と電話が鳴り響いた。番号を見ると、和真からだ。
「はいっ！」
急いで出ると、すこし驚いた様子でいった。
「香苗、今からさんぽ、行かない？」
あっ、私の名前は大集香苗（おおしゅうかなえ）です。
・・・嬉しいけどね？それじゃあいつもと一緒なんだよなぁ・・・。
そんな事言えるわけもなく、OKをだしてしまった。
外に出ると、和真がいた。
それから、１０分位歩いた。何にも話さずに。まぁ、これがいつもどうりなんだけどね。
「ねえ。」
めずらしく和真が口を開いた。
「なに？」
和真がまた、話し出した。
「俺らさ、これから別れちゃうかもしれないし、ずっと一緒にいるかもしれないよね。・・・もしさ？　ずっと一緒にいるなら、俺が香苗を幸せにしたい。そばにいてやりたい。一緒に泣いて、笑って、過　ごしたい。」
和真は笑顔で言った。
「それってプロポーズ？」
恥ずかしそうに、うなずいた。
「しょうがないなー、和真は私がいないとダメダメだもんね！」
思いっきり、和真に抱きついた。
　　　　　　今までも綺麗だった青空がもっと綺麗に見えた――――・・・。