鐐乱 2012-01-25 23:01:14 |
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嗚呼...本当にいつから父の線は切れていたんだろう...。
そう―
音も無くあれは―。
「はぁ...。」
僕は段々腕が痺れる痛みを感じ、怪訝そうな顔で腕を見ようとする。
だが、どう藻掻いても腕を上に縛られて吊された状態では見ることは不可能だ。
それこそ首を180度回さないと
そんな超人がいたらお目に掛かりたいぐらいだ。
僕は一人で冗談混じりにそんなことを思ってみると同時に、腕の痛みで、そんなことを思えるのもあとほんの数分だなと脳の何処かで感じていた。
はぁ...、
怠いけどあと少し、
本当に痛みに気を紛らわせときたいから、
本当は嫌だけど、
本当に嫌だけど、
『さぁ〜て、回想を再開するとしましょうか。』
怠くて、
憎らしいけど、
皮肉だけど、今この状態で遊べるゲームがこれしか思い浮かばない。
思い浮かばなかった。
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