鐐乱 2012-01-25 23:01:14 |
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父は狂っている。
その事実が判明したのはずっとずっと前のこと―。
当時から父には可笑しな可笑しな癖のようなものがあった。
それは一般家庭の父親が取る行動としては余りにも可笑しな―。
いや、その行動を『癖』という単語で一まとめしてもいいものだろうかと躊躇うような―。
狂気すら感じる―。
その頃はまだ良かったんだ。そりゃあ物凄く変わっている趣味だと思ったが、それはまぁ...個人の自由だし...。
僕に止める権利はないと思って見過ごしていた―。
喩えそれが...
裸の人形を小型のナイフで切り刻んでいても―。
止める権利は
なかったんだ。
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