「モモちゃんが何者かなんて知っているから、いいよ。僕のイトコだよ。」 僕は小桃の隣に座る。 「ずっと夢の中でそう演じていたからね。でも違うよ。あたし、ルイ君のイトコなんかじゃないよ。」 小桃は僕の顔を見て、またクスクス笑う。