青葉 2012-01-06 22:03:27 |
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だが僕はそんな反論を心の中に秘めている。言ったところで大人にそういった自分に理解出来ないことは、相談したところで無駄だと知っているからだ。無駄どころか悪くすると、僕が嫌な思いをすることも過去に学習している。
数年前お父さんに、祖父の家の来ると夢に現実にはいない従兄弟が現れること、つまり小桃のことを相談した。
すると、
まだ、そんなことを言っているのか?もう小学生なんだから、そんなこと言ってないでちゃんと勉強するんだぞ。最近成績が下がっているそうじゃないか。
と、本気で相談しているのに取り合わず、何故か勉強するようにと怒られた。だいたい僕の成績が下がっているとは僕自身が初耳だった。つまりお父さんは、子供に相談されたが上手く答えることに自信がなかった。それでも父親の威厳を守ろうとして僕の成績の浮き沈みなんか知らないくせに尤もらしく、勉強するように注意する、というその場しのぎの道を選んだ。簡単に言えば逃げたのだ。
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